年末特別企画!~のっぺ汁を味わいましょう~:老健いっぷく
介護老人保健施設いっぷく、クリスマスが終わって、今度は年末特別企画ということで元板前職員による新潟の郷土料理「のっぺ汁」が振る舞われました。
一昨年のようすはこちら。(介護老人保健施設いっぷくで「鯛とギターと鯛汁と」)
元板前職員、調理をしながらこの企画のコンセプトを教えてくれました。
ずばり、「郷土料理など慣れ親しんだ味をお店が出すような味で楽しんでもらう」。
一昨年は鯛汁、それより前にはつみれ汁も作ったこともあったそう。
ご利用者が食べ慣れているお魚を具材やお出汁に使う、というのもミソらしいです。
具材はちくわ、かまぼこ、さといも、大根、人参、なめこ、しいたけ、鶏肉。
具材はご利用者が食べやすい大きさにカット。味付けはシンプルに醤油とお出汁とほたての貝柱。鶏肉は飲み込みにくい皮を剥がしていました。優しさいっぱいののっぺ汁になりそうです。
正面玄関の軒下では湯気がもくもく。辺りには美味しそうないい香りが漂います。
「今日はなにごっつぉ作ってるんだね?」
面会にいらっしゃったご家族も気になって見に来ました。
「のっぺらかね。俺の分は…」と3階ご利用者。
「ちゃんとあるよ。もうすぐ食べられるよ」
2階のこちらのご利用者は「やっぱり出来たての食事はおいしい。ありがとう」
と喜んでいらっしゃいました。
この年末特別企画、過去には普段は細かく刻んだ食事を召し上がるご利用者が刻まない食事を食べられた、という出来事もあったことも元板前から聞きました。元板前が作る料理がご利用者の「食べたい」という気持ちを最大限に引き出した結果なのでしょうか。
「のっぺを食べられて嬉しい」
「どなたが作ったの?あら、あのお兄さん?料理が上手なのね」
とデイケアサービスのご利用者にも大好評。
元板前職員、「来年はアレを作ろう・・・」とすでにメニューを決めているようです。
来年の年末特別企画、今から楽しみです。
小澤
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