研修3日目の3コマ目 かもしか病院五十嵐看護師長による身体拘束廃止についてです。
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◎身体拘束とは
身体の行動を制限する行為のこと。
・ベッドを柵で囲む
・手指の機能を制限するためにミトンを使用する
・立ち上がれないように安全ベルトを使用する
・行動を落ち着かせるために向精神薬を過剰服用させる
・行動を制限するために隔離する
などがあります。
◎身体拘束が認められるケース
・利用者本人または他の利用者等の生命または身体が危険に晒される可能性が著しく高いこと
例)ベッド上多動のため転倒の危険がある
・身体拘束その他の行動制限を行う以外に代替する介護方法がないこと
例)経管栄養の患者に対して。チューブの固定方法を変えても効果がない
・身体拘束その他の行動制限が一時的なものであること
例)経管栄養中のみミトンを使用する
◎身体拘束を行う前に・・・
・職員一人で判断せず、他の職員と話し合い対策を考える
・身体拘束以外の対策がなくやむを得ず身体拘束を行う場合には本人や家族に説明し同意を得る
・身体拘束を行う際には、理由・方法・期間の記録に残す
この講義中、利き手とは逆の手にミトンを装着していたのですが、体の一部の自由がきかないということがストレスでした。
胴体や両手足を拘束されたら…と考えるだけでも窮屈に感じてしまいました。
身体拘束はご利用者への精神的苦痛、ご利用者家族へトラウマや後悔を与える可能性もあると知り、対応が難しいことがよく分かりました。
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4コマ目はかもしか病院新飯田療養部長による、自分自身を知ろう、目的・目標とはについての講義内容です。
Ⅰエゴグラムによる性格診断テストの結果をもとにした講義・グループワーク
人の性格を5つの心の領域(CP・NP・A・FC・AC)に分けて分析されるテスト。
・CP(支配的な親)…厳しい心
・NP(養育的な親)…優しい心
・A(合理的な大人)…論理的な心
・FC(天真爛漫な子供)…奔放な心
・AC(従順な子供)…協調的な心
事前に行ったエゴグラムによる性格診断テストの結果をもとに、グループに分かれてそれぞれの性格についてと行動目標についてを発表しあいました。
※わたしはFCが一番高く、Aが一番低かったです。
Ⅱ目的・目標とは
◎目的と目標の違い
・目標の先に目的があり、目標は目的のためにある
・目標は具体的に複数、目的は抽象的に一つに設定する
・目標は諦めることがあっても目的は諦めない
・目標は見えるモノ、目的は見たいモノ
・目標は過程、目的は行き先
エゴグラムによる性格診断テストの結果をもとに、5人のグループで結果を見せ合ったり行動目標を話し合ったりしました。
似たような結果の人はいても、当たり前に全く同じ数値が出ている人はいなくて、色々な人がいるのだなと改めて思いました。
結果をもとに、自分を変える計画を立てていこうとも思いました。
また、目的と目標について、今までは目標のみを立てていましたが、具体的な内容を定めた目的を設定することも大切だと学びました。
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<2日間の職員研修を終えて>
社会人としてあるべき姿といった基本的なことから、
これまで学習したことのなかった医療分野についても学ぶことができ、たいへん有意義で充実した2日間でした。
またグループワークでは、普段なかなか接することのできない職員と交流することができ、とても新鮮に感じました。
今後の研修でも色々な知識を吸収し実践に役立てていこうと思います。
M.O
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