下田の山々が徐々に紅葉し始めています。
この3連休は晴れということで最低気温が7度前後、日中は20度前後で寒暖の差が激しくなりさらに紅葉度合いが進むのではないかと思います。ただ、既に報道でご承知の通りと思いますが今年は「クマ」が里まで降りており、山に入っていくのは十分注意が必要です。
また、紅葉の良く見えるポイントには車が路駐していたり、ドライブにも十分お気をつけ下さい。
また下田お立ち寄りの際にはこのブログでも何度となく登場している「いっぷく食堂」 http://www.shitada.jp/contents/dining/index.html にも是非お立ち寄り下さい。3日4日は営業しております。メニューは3日、4日ともらーめんです(¥300)。11:30~13:30でお飲み物は14時までです。
10月27、28と新潟福祉芸塾座が主催する「越後瞽女唄、子守唄しただ伝承コンサート」が開催されました。そもそも「新潟福祉芸塾座」とはどのような団体なのでしょうか?この団体は病院。福祉施設、地域の方々へゲストと共に価値ある芸能を提供する慰問集団です。今回旗揚げ公演ということで特別養護老人ホームいっぷくで2回、漢学の里諸橋轍次記念館で1回公演を行って頂きました。
3回の公演全て2部構成となり、1部では越後瞽女唄伝承ということで「最後の瞽女」といわれた故小林ハル氏最後の内弟子、萱森直子さんが瞽女唄「巡礼おつる」の一部を披露して頂きました。
施設ご利用者の中には昔を思い出し、「自分も瞽女さんが来たときには、お米やお金を渡したものだ、昔を思い出して涙が出てきた」という方もいらっしゃいました。
萱森さんは「唄の中には私もわからない言葉がありますが、そこは聞き流して思い思いに聞いてください。ハルさんもわからない言葉もありましたよ」とハルさんのエピソードを交えてお話されました。
2部では山口巌さんを中心に芸塾座のメンバーで子守唄を披露され、その中でも今回の目玉とも言うべきものでしょうか、下田森町地区で採譜された「守っ子」という唄を披露されました。この唄は現在の下田森町ではほとんど聞かれなくなってしまった唄ですが、山口さんが現代に生き生きと蘇らせてくれました。
一般の聴衆の方には昔を思い出されたのか、それとも何か去来するものがあったのか、目頭を押さえていらっしゃるかたもおりました。
まさに芸術の秋とも言うべき2日間でした。萱森さん、そして新潟福祉芸塾座の方々本当にありがとうございました。
T.K
来る10月27(金)28(土)に「新潟福祉芸塾座」の主催による「越後瞽女唄、子守唄しただ伝承コンサート」が開かれます。会場は27日(金)14時、28日(土)10時、当法人、特別養護老人ホームいっぷく「地域交流スペース」、28日15時は漢学の里 諸橋轍次記念館です。入場は無料です。
今回、越後瞽女の故小林ハル氏最後の内弟子である、萱森直子さんより越後瞽女唄を伝承して頂きます(故小林ハル氏8才での初旅が私たちの法人がある下田でありました。また2部では下田森町地区で採譜された子守唄「守っ子」を山口巌さんより伝承して頂きます。
皆様お時間がありましたら是非足を運ばれてみてはいかがでしょうか?(特別養護老人ホームいっぷくでの開催は当施設(いっぷく・かもしか病院等)ご利用者とご一緒に鑑賞頂きます)
9/18、下田の鹿峠(かとうげと読みます)地区の一部でコシヒカリの収穫が行われました。法人職員のIさんの実家は農家で、こしいぶきという品種とコシヒカリを栽培しています。今ではすっかり水が抜けた田んぼですが、水が貼っている時には、Iさんは水田で平泳ぎするのが何よりも楽しみだそうです(実話です)。 ここ何日か新潟県は雨が続き、また稲刈りは稲に朝露がつくと、稲刈り機の中でトラブルが起き易いので、通常お昼近くから行うのですが、当日は台風の影響でフェーン現象が発生し、朝から乾燥した風が吹きつけ早朝6時からの稲刈りが可能となりました。
ここで下田のお米について。下田の上流には民家がほとんどありません。ということは山からの清流がそのまま水田に流れ込みます。また一年を通じて1日の寒暖の差がはっきりしており、夏の昼間は気温が高い日が続きます。そして稲作に適した有機質の土壌。どこかに条件が似ていますね。そうです。あのブランド米を生産する新潟「魚沼」です。下田のお米の生産量がそもそも少ないので全国的な知名度は全くありませんが、地元では知る人ぞ知る「名米」なのです。
さて稲刈りですが、ご存知の通り、今ではほとんど機械化され、稲刈り機が刈り取れない水田の四隅は手で刈り取りますがそのほかの行程は機械を使います。そして3番目の写真のように風雨で倒れた稲もその状態にもよりますが機械で刈り取ることができます。
このようにがんがん刈り取りは進みます。ただ、倒れている稲を踏まないように注意しながらの作業です。
最近の機械は刈り取り後そのまま脱穀を行うことができます。その後乾燥機に送られますが、ここで早急に乾燥させてしまうと風味が損なわれてしまいますので、12時間以上かけてゆっくり乾燥させます。
こうして稲刈りの一連の作業が終了する訳ですが、いくら機械化されたといえ、最終的には人の手が必要であり、重労働には変わりありません。本当にお疲れ様です。
T.K
9/9に三条市、燕市エリアをカバーする「燕三条エフエム放送」の方々がいっぷく食堂に取材にいらっしゃいました。左側が桑原さん、右側が長谷川さんです。今回は主に長谷川さんがインタビューをされました。
9日のいっぷく食堂のメニューは「熱々のみそゴマだれのつけ麺」です。早速長谷川さんがお客様にインタビューです。

このお客様、実は職員のS君です。別にやらせでもなんでもないのですがたまたま美味しそうに麺をすすっていたのが長谷川さんの目に留まったのでしょう。すらすらとインタビューに答えています。いきなり話を振られたのになかなかのものです。
次に同じ席に座っていたやはり職員のO君にインタビュー。
あれ、この方、妙に緊張していますね。長谷川さんの「どちらから来られたのですか?」という質問に「さ、さ、三条です!」それはそうでしょ。
そして今度はインタビュアーの長谷川さん自らつけ麺を食べながら実況レポートです。
さすがプロです。つけ麺の魅力を余すことなく、食べながらのレポート。これもある意味職人技でしょう。
そして次にこのいっぷく食堂を管理されている小野さんのインタビューです。いやいや、語っています。物凄く語っています。
それをここで働いている遠藤君が言い放ちました。「長いよ!こういうのは3分以内で済ませなきゃダメなんだよ!」
そしていよいよこの食堂の主役でもある梅田君と遠藤君のインタビューが迫ってきました。
梅田君緊張しているのでしょうか?椅子の上でスクワットをはじめました。
なかなかこのようなインタビューは台本が無いだけ、何を聞かれるかわからないので受けるほうは難しいのですが・・・
遠藤君は? リラックスしてますね!さすが小野さ
んにダメだしするだけのことはあります。いよいよ2人にインタビュー。
インタビューの内容は放送を聴いていただくことにして、2人とも落ち着いた受け答えで周りをうならせました(一部周りがひっくりかえりそうになった答えもありましたが・・)
無事にインタビューが終わり、ほっとしたT.Kでした。いちばんどきどきしたのはやはり小野さんのインタビューの長さでしょうか?
放送は9月13日午後三時半の街角diaryで放送されます。燕三条エフエムのお二人本当にありがとうございました。皆さんも機会があればいっぷく食堂、お立ち寄りください。
T.K
毎年かもしか診療所ではしただふるさと祭りと時機を同じくして、「収穫祭」を行います。診療所の前に畑を設け、ご利用者と職員で野菜を育て、それを収穫・調理し、皆さんで味わい、健康増進を図る、というものです。
しかし!今年は大変なことが・・子山羊の太郎が畑の前の野菜をすべて食べつくしてしまったのです(子山羊の太郎については8/1投稿参照下さい)。
そのため今年はご利用者や職員で野菜など持ち寄り、調理して頂きました。
また今回は職員のSさんの超本格的なフラメンコが披露されました。Sさんのフラメンコはそれは本格的なもので、見るものを圧倒するほどのものです。
ところが今回はSさんのフラメンコをさらに圧倒する出来事が起きました。
当法人のトップである北澤理事長ではないですか!この衣装は何なんでしょうか?うっお化粧まで・・・
登場した瞬間、歓声とも悲鳴ともつかないどよめきが上がりました。
あ、理事長おそらくどうしてよいのか判らず履いていたわらじを手に持ち踊り始めました!
他の方々は本格的なフラメンコ、理事長は・・盆踊りの激しいものでしょうか・・・。
とんでもないサプライズはありましたが,その後は皆様で旬の野菜を楽しみながら和やかにご歓談されていました。トップたるもの、祭りではこのようにはじけなければご利用者を楽しませることはできない、ということを身をもって教えていただいた気が致します(本人がやりたかっただけかもしれませんが・・)。
T.K
しただふるさと祭りのメイン会場は下田大橋左岸の五十嵐川河川公園特設会場で開かれました。下田地区の14団体が模擬店を店開きし、その中に私たちの法人も参加させて頂きました。メニューはわたあめ、キャラメルポップコーン、中華粥、枝豆、生ビールです。このイベント、よくお祭りにいらっしゃる「露店商」の皆さんがいないこともあり、飲食物の価格が安い!ある団体が販売していた牛串焼き、通常500~600円ぐらいするものが300円!それも旨い!わが法人も生ビール以外は100円から200円で提供させていただきました。
やや?職員が枝豆を煮ていますね。果たしてその手は清潔なのでしょうか?ご安心を。そこは医療法人、このO157にも効き目がある消毒液でしっかり除菌しています。
そしてあれは朝の9時半頃にはぐったりしていたT山君ではないですか!声をからして中華粥を売り込んでいます!売れた?
そしてこちらの二人は・・・わたあめを購入した方には、アンパンマンか、ハム太郎、どちらかの袋を選んで
頂くのですが・・この二人、わたあめができるまでの間、選んでいただいた方の主題歌を歌っています!そしてお客様は・・引いています。どんびきです。そして女の子に言われた極めつけの一言は「うるちゃい!!」どうやらサービスにはならなかったようです。
祭りは夜まで続き、大蛇の胴体を燃やし花火を打ち上げ、フィナーレとなりました・・・
T.K
私たちの法人がある下田郷には古くから雨生物語という伝説が語り継がれています。その伝説を基にしただふるさと祭りには「雨生の大蛇祭」というものがあります。要点をかいつまむと・・・・
昔、笠掘の甚右ヱ門という名主に美しい一人娘がいた。あるとき戦に敗れ、血まみれになった若い武士が「休ませてください」とやってきた。娘と母は毎日傷の手当をしてやった。2ヶ月ほど手当てをしている間に娘はこの武士をすっかり気に入り、母も内心この人を婿にと思っていた。
ところがある晩、武士が娘に「大変お世話になりました、傷も直して頂きましたしこれ以上長居するわけには参りません。明日の朝夜明け前に行かねばなりません。」と告げた。
急に別れを告げられた娘は泣き崩れ、急いで母にそのことを知らせると「困った、しかしお前のお腹にはあの若いお侍さんの子どももいること。きっと帰って来てくれるよ。もし心配なら赤い糸玉の端をあの人の衣のすそに縫い付けておきなさい」と娘に言った。その通りにし、娘はその夜は休んだ。翌朝娘が起きて見るとすでに武士の姿は無く、あわてて母と赤い糸を頼りに行くと雨生ヶ池へと糸は消えている。娘とは母、ただ呆然と雨生ヶ池を見つめていた。
すると突然池から大蛇が現れ「わたしはあの時助けて頂いたこの池の主です。本当にお世話になりました。しかし今朝ここに帰ってくる前に体に毒針を刺されたのでやがて死んでしまいます」「娘さんのお腹には私の子どもがいます。どうか大切に育ててください。その子の腋の下には蛇の鱗が3枚ありますから確かめてください。」
というと大蛇は姿を消してしまった。子どもは立派に成長し、後に勇名を轟かした五十嵐小文治だといわれている。以来この地では大蛇に刺さった毒針の所以から金物が一切禁じられ、金物を投げると大雨になると言われている・・・・(1999年発行下田村勢要覧より、抜粋引用) (突然娘さんのお腹に子どもができているあたり、性に対しておおらかであった、昔話そのままのなんともいえない部分があり、これを趣がある、とでも言うのでしょうか・・)
このような伝説を基にして、村内の有志が杉の木の頭部と竹とわらを組み合わせ、重量1.5トン長さ60メートルの大蛇を作り上げ、八木神社で大蛇に魂を入れる儀式を行った後、地域内を練り歩きます。毎年、私たちの法人、老健いっぷく、特養いっぷく、かもしか病院にもやってきて頂きます。最後には五十嵐川の河川敷会場にて頭部を残し燃やされます。大蛇の上に菅笠姿で乗っているのは物語の笠掘姫に見立てた女性です。
先頭は稚児の行列です。いよいよ「いっぷく」に大蛇が入ってきます。入所されている方々は玄関前やテントの日陰で今か今かと待ち受けています。
来ました!大蛇、物凄い迫力です。「ソイヤッ!サッ!」の掛声と共にいっぷくの敷地内を練り歩いていきます。
後姿も60mともなるとかなりの迫力です。
大蛇は特別養護老人ホームいっぷくに入っていきます。入所されている方々も歓声をあげて大蛇を迎えています。
介護老人保健施設いっぷくにも大蛇入場です。実はこの大蛇の後には地元のイラストレーター遠藤ケイさんが作成し、子どもたちが中心となって担ぐ「子大蛇」があります。当日は朝から晴天で最高気温も30℃を軽く上回る真夏日となり、子どもたち、いやいや、子大蛇も少々ばて気味です。
その後大蛇は一度解体され、かもしか病院のお隣にある「いい湯らてい」から大蛇行列が再度スタートします。
かもしか病院での大蛇の様子です。
当日いっぷくでのご利用者はテントなどを利用し日陰で観覧頂き、病院では日陰と麦わら帽子を使用されていました。なかなか壮観な景色でしたが、プライバシーの都合上ここに画像を載せることは差し控えさせていただきます。
病院エントランスで大蛇は気勢を上げ、去っていきました。とにもかくにも地域の方々には感謝であります。そしてしただふるさと祭りはまだまだ続きます。
T.K
「灯しに着いて ござれ ござれ」
特別養護老人ホームいっぷくのご利用者からこんな話を聞きました。
この地域では、子供達が墓参りの帰りに、よくこの歌を歌います。お墓に灯したろうそくの火をちょうちんに移して、家まで帰ることによって、精霊様が、迷わず帰れるという言い伝えのお話。
また、なすときゅうりを仏壇に上げるときに、牛と馬に見立てて供えます。この一説には、精霊がきゅうりの馬に乗り、牛には荷物を乗せて楽に帰れるようにという意味が込められているとか。
今年のお盆は、この話を基に、お盆行事を開催しました。ご利用者の方から、裏の畑でとれたきゅうりとなすを使って馬や牛の人形を造って頂きました。ユニットでそうめんを茹でと天ぷらを揚げ、お盆にふさわしいお食事会となりました。下田地域の出身の方が多く、この風習でお盆を迎えられたことにとても、喜んでいらっしゃいました。
私達はご利用者との日常の会話の中で、たくさんの地元の風習を学ぶことができます。またそれを、次の世代に引き継ぎ、大切な風習を守っていきたいと感じています。
特別養護老人ホームいっぷく K.N