感染性胃腸炎における嘔吐物処理研修:いっぷく2番館
7/24、介護老人保健施設いっぷく2番館の職員を対象に、感染性胃腸炎における嘔吐物処理を学ぶ研修を行いました。
感染性胃腸炎とはサルモネラやカンピロバクターなどの細菌や、ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスが原因となって腹痛や下痢、嘔吐を引き起こす病気です。
生または加熱が不十分な肉や貝などを食べた場合に感染します。
感染経路には病原体が付着したものや人に触れることで感染する接触感染もあります。
通常1~2日続いた後治癒しますが、1カ月程度はウイルスの排泄が続く場合があるため、排泄の対応も十分注意する必要があります。
ご利用者が嘔吐した場合を想定してガウンの着脱方法と嘔吐物処理の手順を確認しました。
嘔吐物を処理する職員の感染防止、感染拡大を防ぐためにガウンは必ず着用します。
ノロウイルスなどは嘔吐物や排泄物が乾燥すると容易に空気中に漂い、これが口に入って感染します。そのため速やかに処理することが重要です。
病院用ハイターの使い方や、嘔吐物の拭き取り方や使用したペーパーや新聞などの処理方法についても確認しました。
嘔吐物の処理が終わりガウンを脱ぐ際も、汚染面が他のものに付着しないように気をつけます。
研修に参加した職員からは
「今回の研修内容は、何回学んでも習得は難しいと感じた。
実際にその場面にならないとわかりませんが、学んだことを実践できるかどうか不安。
何度もテクニックを練習しておくことが必要だと思った。」
といった感想が寄せられました。
小澤
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