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2007年9月

2007年9月25日 (火)

人間関係、1対1のお付合い、アンサーテキスト

先日、私T.Kより下記の文章を掲載いたしました。
https://shitada.blog-niigata.net/shitada/2007/09/post_339e.html
後日、その文章のアンサーテキストとして、法人職員T.Aから以下の文章が届きましたので掲載します。様々な示唆に富む文章だと思います。
また文中の「ブログ」というのは、上記リンクの文章を指しています。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■私が福祉関係の仕事に転職しようと思っていた頃に、友人から言われたことを思い出しました。
「福祉とかって難しいよね。私は偽善者になれないし・・・」
友人は何の悪気もなくいった言葉だと思うのですが私の中でずっと心のどこかにつかえていたもがよみがえりました。
あの時私は自信を持って説明ができなかったのを覚えています。
今なら答えにはならないかも知れないけど少しだけ、このブログを読んで自分の思いを話せそうです。
私たちはご利用者と同じ目線で関わるように心掛けています。
お話をするとき、食事のお世話をする時動作からも同じ視線から行います。
当然、お体の不自由な方ですので全てにおいてペースをご利用者に合わせるわけです。ブログにもありましたが関わる私たちがご利用者に対して根本的にしてやっている、助けてあげているなどと見下した考えを持っていたとしたら、やはり私たちは偽善者という危険な集団に化してしまいます。
ご利用者と同じ視線・同じペースに合わせる事ではじめて対等に向き合う事ができるのであって決して哀れみや同情ではなく、人生の先輩に対してお世話させていただく気持ちで接していかなければと考えています。
ある研修で、認知症のご利用者に対して、我々は「良い役者になれ」と言われたことがあります。
その人が私を娘と思うならその人の娘になり
その人が私を母と思うならその人のように接しなさい
その人を馬鹿にするのではなく
人格を尊重する手段として・・・
とりとめのない思いを書き連ねてみました。
T.A
Photo

2007年9月19日 (水)

初秋、下田北五百川、棚田稲刈り!

6/12に「初夏の下田、北五百川、棚田の風景」という記事をエントリーさせて頂きました。

https://shitada.blog-niigata.net/shitada/2007/06/post_8510.html

その棚田の稲刈りが9/17の週に行われるとのご連絡を棚田の持ち主、佐野さんから頂きました。

そして17日当日!天気予報だとその週、あまり天気は芳しくないようです。と言うことは天気がよければ、即稲刈り!で17日当日!とんでもなく天気が良い!ということはこの日に稲刈り終了の恐れ大!

しかしこの日は、当法人最大のイベント「いっぷく祭り」。まずい!足らない頭を働かせ、朝一で棚田取材、その後いっぷく祭り参加、その後時間をみて再度棚田取材!そしていっぷく祭り参加!大丈夫か?俺。

とにかくデジカメ持って棚田へ。棚田もちろん傾斜地に作られるから棚田です。当日は朝から天気がよく、真夏日です。風ありません。棚田へ行き着くまで朝一なのに汗だくです。ということは佐野さんはじめ、棚田を所有している方々はこの傾斜地を上り下りし作業しているわけで、大変な苦労をしていらっしゃるわけです。

登っていくと見えてきました。天日干し、つまり、はざ掛けが!

Photo_12 佐野さんに夏にお伺いしたところ、このように一部ははざ掛けし、天日干しをするそうですが、全てはとても出来ないそうです。そりゃそうですよね。Photo_16

Photo_13 ようやく全景が見えてきました。黄金色の豊穣な景色です。Photo_14

夏とは一味違った美しい豊かな実りを見ることが出来ます。Photo_15

稲もまさに「頭(こうべ)」を垂れています。実るほどこうべを垂れる稲穂かな。なんて説教くさい言葉が素直に出てしまいました。Photo_17

Photo_18

お、佐野さんです。あ~、もう、めちゃめちゃ忙しいのにこちらに気を使われて来てくださいました。もう、即効で「気にせんで下さい~。」とお仕事に戻って頂きました。この後予報では雨の心配がありましたので、正直佐野さんは一刻もはやく、という心情でしょう。それなのに・・・良い方です。お気遣いありがとうございます。

Photo_19 一見普通の田んぼのように機械でがんがん刈っているように見えますが、棚田です。細かく方向転換しながらの微妙なそして慎重な作業です。

そして棚田ならではの大変な作業がこのように一度小さな田を刈ったら次に機械を移動させるのがこれが大変。

Photo_20 通常の田でも写真のような機械の移動作業はあると思いますが、棚田の場合これが面積が狭い田がひしめいていますのでこのような段差を超えることしばしば。大変です。

このような大変な作業を持って、日本の原風景とも呼ばれる里山の棚田が守られています。三条下田にこのような棚田があることを誇りにさえ思えます。そして三条中心からわずか20分程度でこのような風景が見ることが出来ます。皆さんも一度足を運ばれては如何でしょうか?もちろん農作業の邪魔にならないように・・・。そして作業している方々に一声かけましょうね。

Photo_21 T.K

2007年9月18日 (火)

07いっぷく祭りin敬老の日、そのニ

今年のいっぷく祭り、各メディアが大きく扱っていただいたおかげで、また天候にも恵まれたせいでしょうか、地域、一般の方々が大勢来て頂きました。600食用意したたこ焼きが、午前の早い段階で無くなってしまうなど、こちらとしても嬉しい悲鳴が各出店ブースから聞こえました。初めていっぷく祭りにいらっしゃった方々も大勢いたようで、出店においてある飲食物が「無料」と聞いて驚かれるシーンも各所で見受けられました。「無料」ですよ。いっぷく食堂と虹工房のパン屋さん以外は。Photo

「虹工房のパン屋さん」は新潟で活動している障がい者支援の組織です。今後機会がありましたらご紹介します。私が資料なくしてしまっただけなんですけど・・・

そしていよいよ祭りは佳境を迎えます。

かもしか病院職員による、「めざまし体操」です。フジテレビ系列のめざましテレビと言う番組で、夏休みの朝、放送されていました。体操のひろみちお兄さんとお天気お姉さんの皆藤愛子さんが体操していましたが、かもしか病院職員はこのいでたちです。おいおい。Photo_2

私どもの施設は通常白衣は使用していません。いわばこれは「コスプレ」なんですね。そんなことで、女性陣の普段見慣れない白衣をみて、一部男性職員は大興奮です。実をいうと、このブログのいっぷく祭りの前に2つほどエントリーがあります。中越沖地震と森町小学校施設慰問です。それを書いた総務K.S君、なかなか優しい視点で物事を見る方だと、私感心しておりました。

しかし人間色々な面があって成り立っています。K.S君も例外ではありません。彼は今回撮影を私と一緒に担当したのですが、彼の取った写真はこれです。 2_2
何なんでしょうか?ピンで撮影しています。 通常職員みんなの姿が入るように撮影するのですが、この子だけピンです。やれやれ。よほどK.S君を萌えさせてしまったようです。これは完全に業務外ですね。困るな~、と言いつつ私も喜んでいます。

そんなことはどうでもよく、めざまし体操は曲は「僕らはみんな生きている」を使用しているので、誰にでもなじみ易く、ご利用者や一般の方々も一緒になって踊られる風景が見られました。Photo_6 しかしこの写真もカメラ目線です。Aさん楽しそうです。そして近隣の方も最後には一緒に、そして2番館スタッフ、老健、特養スタッフ、みんなでもう一回めざまし体操を行い、出し物は全て終了となりました。Photo_7

                                                                                                                                                       

最後に当法人理事長北澤幹男から、閉めの挨拶です。Photo_9












  1. 「昨年私はビールを飲みながら挨拶し、顰蹙を買いました、あれっ? こんなところにビールが!」

Photo_10のり突っ込みですね・・・会場からは一部爆笑、一部せせら笑い、一部生暖かい目で見守る、そんな気配でしたよ。理事長。

そして最後に

「昨年は皆さんが来年もいっぷく祭りに参加できるよう、エイエイオー!と言う掛け声で終ったのですが、今年は同じく皆さんが来年もいっぷく祭りに参加できるよう、今年は万歳三唱で終りましょう!ばんざ~い、ばんざ~いばんざ~い!」という絶叫でお開きとなりました。

毎年規模が拡大し、そのためお祭りの準備は大変なものとなっていますが、来場される方やご利用者の笑顔を見ると、更なる来年の闘志がみなぎる職員も大勢いるのではないでしょうか?来場された方、施設ご利用者の方々、楽しんでいただけたでしょうか?そして祭りに係わった全ての職員の皆さんお疲れ様でした。

Photo_11 T.K

2007年9月17日 (月)

07第8回いっぷく祭りin敬老の日、その一

医療法人社団しただ/社会福祉法人しただ、年間最大のイベント、いっぷく祭りが敬老の日、17日にかもしか病院駐車場特設会場にて行われました。
例年と同じ感覚でいざ会場入りすると、なんかテントの数が増えています・・・。そして嵐の前
Photo の静けさでしょうか?いっぷく食堂の面々ものんびり記念写真撮影です。これが後ほど修羅場になるとも知らずに・・・

Photo_2 先般着任した徳間施設長もおいしそうにビールらしき飲み物を飲んでいます。

3

その徳間施設長の開会の挨拶でいっぷく祭り、始まりです

Photo_3

大テントにすでに各施設のご利用者は集まっていらっしゃいます。それにしてもこの大テント、凄い迫力です。今聞いたところ車椅子の幅を考えずに人を押し込めるだけ押し込むと立ち席で600人以上入るそうです。そして今年も様々な団体がボランティアで出演していただきました。本当にありがとうございます。幾つかご紹介させていただきます。

三条本町2丁目の実盛寺の檀家の皆さんの三盛万灯会の皆さんのお囃子です。


Photo_4 Photo_5




















また今回は来年1月に三条市栄地区帯織に開設される介護老人保健施設いっぷく2番館の研修中の職員によるよさこいソーランも披露されました。平均年齢22歳。いや~若い!平均ですよ。むんむんした熱気が伝わってきます。

  7 そしてこのような大きなイベント、仕切っているのは今年は誰なのでしょうか?この方です。病11院勤務の放射線技師、K君です。男性です。なかなか勇気の要るいでたちです。

10 1 名下いきいきサロンとらくぴん体操の皆さんによる踊りです。

非常に分かりやすく、高齢の方々でも簡単に踊れる体操でした。

そして今年3回目の北鼓隊の皆さんによる勇壮な演奏です。はらわたまで響き渡る

凄まじい音です。ご利用者の方々のおなかにもずんずん響いたことでしょう。今年は女性3名も含むユニットでしたが、素晴らしいPhoto_6 リズムを奏でていただきました。

Photo_7 ここで会場のほかの箇所に目を向けて見ましょう。いました。ボーダーコリーのポポです。今日ばかりはポポも接客に勤しんでいます。忙しそうです。Photo_8 この日はポポを見れば分かりますがとてつもない暑さが下田を襲いました。風がないので、とにかく暑い、というか熱い。そんなときは誰もが食べたくなるかき氷。5_2 そしてこの行列です。

また綿あめも大盛況。 6

そし7_2て子供たちには金魚すくいが大盛況。なんたってすべて無料ですから。このお祭り。いっぷく食堂のラーメンと今年から来ていただいた新潟の障がいを持った方々を支援するパン屋さん、「虹工房のパン屋さん」はお金を頂きますが、こちらもラーメン300円と格安。このようなお祭りを開催するには協賛して頂ける協力会社の賛同なしには出来ません。ここではお名前を挙げてご紹介できないのが申し訳ありませんが、皆様本当にありがとうござます。

Photo_9

またステージに目を向けると、しただ太極拳サークルはやぶさの方々による太極拳が行われています。よく見るとメンバーの中にはかもしか病院野口院長もいらっしゃいます。皆さん優雅な動きでそれまでの激しい出し物の余韻をさわやかに落ち着かせました。

そして祭りはクライマックスに入っていきます。老健と特養の職員合同のユニット、あらすぃ♪です。???・・・しかしこれがすごかった。嵐の曲に合わせて踊るのですが、Photo_12 みんなの動きが激しい激しい。特にこの2枚。Photo_13

Photo_14 むん。すごい。

それにしてもエントリーが長くなってしまいました。この後は「その二」として2回に分けます。

後日エントリーさせていただきます。 T.K

2007年9月13日 (木)

三条市立森町小学校、1年生がやってきた!

9月12日、介護老人保健施設いっぷくに近隣の森町小の児童、1年生の皆さん23名が訪問に来てくれました。
普段聞きなれない子供たちの無邪気な声が施設内を包み込み、私もカメラを片手に子供たちを追いかけました。Photo

2階で子供たちは、ご利用者の方々に歌を披露したり劇をやったりと、その無邪気でお人形のような小さな体を思いっきり大きく表現していました。

子供たちの、その小さな手は大きなけんばんハーモニカを持ち「キラキラ星」を一生懸命演奏し、その小さな手は顔が隠れるほどの大きな教科書を持ち一生懸命「大きなかぶ」の演劇の朗読をし、子供たちの日々頑張って練習していたであろう姿も自然と見えてくるような気がしました。「キラキラ星」の音色は素直な心の奏でる音色で、「大きなかぶ」の演劇の迫力は無邪気な心の迫力が伝わってきました。Photo_2

そんな姿にご利用者の方々も、普段の生活では見せてくれないような特別な笑顔で子供たちを見て、本当に素敵な時間が過ぎて行きました。子供たちは最後に、観覧していたご利用者全員に自分たちで作った手作り名刺を渡してくれました。名刺には子供たちのたくましく大きな名前と、かわいいかわいい絵が描かれていました。自分の似顔絵であったり、お花やお星様が綺麗に描かれていたりと。まさに子供たちの素直な心だからこそ描ける絵に見えました。そして、「早く元気になってください。それから、みんなとお友達に
なって一緒に遊んでください。」と声をかけ、ちょっとだけ顔を赤くして、小さな手にギュッと思いがPhoto_3詰まった手作り名刺を握りしめ、ご利用者一人一人にその無垢な心を伝えてくれていました。その姿は本当に天使たちのようでした。

私たち職員も、毎日ご利用者に寄り添ってご利用者のひとつでも多くの笑顔を見たいと頑張っているのですが、この小さな天使たちの無邪気な姿には勝てません。私たち職員は子供たちから学ぶべきことをたくさん垣間見れた気がします。

大人になって得るものは果てしなくあります。しかし、子供のころに持っていた素直で無邪気な心は少しずつ見失って生きている気がします。ご利用者と私たち職員との関係は、ご利用者の心と職員の心が繋がっていなければ、より良いサービスを提供できません。Photo_4
しかし、今私たちの心には大人としての心が備わっており、本当はご利用者にとっても子供たちの持っているような、素直で無邪気な心を「やすらぎ」に感じているのかもしれません。
子供たちの素直で無邪気な心、私たち職員もその心を持ち合わせなければいけないことを強く感じさせられました。

無邪気な心。帰り際、一人の男の子に、「お兄ちゃん、オッパッピー知ってる??やってみて~!!」と言われ、・・・「ごめん、それは先生にやってもらって~」と、大人には予想もつかない無邪気な心に対応できず、逃げてしまう私が、
素直で無邪気な心を見失っているということにつくづく感じさせられました。
その日、私は自宅に帰り3歳の息子に、「オッパッピー!!」とやって見せたら、「パパ~、ちょっと違うよ!!服脱がないとダメなんだよ」とダメだしを食らってしまい、その後息子の無邪気さに寝るまで付き合わされてしまいました。
(※オッパッピー:こじまよしおと言う芸人のギャグです。) K.S

2007年9月11日 (火)

中越沖地震からまもなく二ヶ月

震度6強のあの地震から早二ヶ月近くが経ちます。被災地においては地震前の生活に戻るにはまだまだ時間が必要です。お金では取り戻せないものもたくさんあります。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

私は震源地より直線距離で50kmほど離れた岩室に住んでいます。
7月16日は家にいたのですが、突然地響きのような音と物凄い横揺れに襲われ、とっさに3歳の息子を抱きかかえ外に出ました。私の住んでいる岩室も震度5強が観測され、まだまだ記憶に新しい中越地震を思い出さずにはいられませんでした。

当法人施設もかなりの揺れがあり、職員一同も騒然となりましたが
幸いご利用者の方々にも怪我をされた方はなく、施設にも物的被害はありませんでした。
皆様からお問い合わせの電話、お見舞いの電話を頂き、誠にありがとうございました。

その地震から約二ヶ月。被災地から離れている岩室にも地震による影響はあったようです。
岩室と言えば温泉です。温泉街中心にはかつての北国街道があり、岩室温泉は正徳三年(1713年)に源泉が発見され、およそ300年という歴史ある温泉地です。
傷ついた雁が源泉のお湯に浸かりその傷を癒していたという伝説もあり、別名霊雁の湯とも呼ばれています。Photo 写真はその源泉です。
また、岩室温泉は新潟県での芸者発祥の地とも言われ、今でも夕方になるとお座敷に向かう芸者さんをしばしば見かける事もあり、とても美しい温泉街です。
春夏秋冬問わず一年中賑わっている岩室温泉。
その中でもやはり夏休みの時期には多くの観光客が訪れ一段と賑やかな温泉街となります。その夏休みを前に
中越沖地震が発生し、少なからずこの岩室温泉にも影響が出ています。
地震発生から約二ヶ月、岩室温泉街では毎年と変わらずこの時期の週末にはたくさんの観光客で賑わって見えます。
しかし、地震発生直後では、岩室温泉の数ある旅館、ホテルでは、遠方からお越しになる観光客からの問い合わせが相次いであったそうです。
幸いにも岩室温泉での地震被害はなかったのですが、今新潟県内で起きている風評被害はこの温泉地にもあったのではないでしょうか。
被災地の被害はもちろんのこと、新潟県全県でいろいろな風評被害に苦しめられている方々の被害も甚大なものです。
秋になれば弥彦山スカイラインの紅葉と弥彦神社での菊祭りなど秋の行楽イベントがたくさんあります。
その頃までには何とか風評被害も治まっていてほしいのですが・・・

8月、お盆の一番暑い日に、岩室温泉街から車で10分ほどの海へ海水浴に出かけました。お盆真っ只中だったにも
関わらず海水浴客はまばら・・・。天気は海水浴にもってこいの夏晴れだったのですが、これも地震の影響、風評被害が
関係しているのではないでしょうか。柏崎刈羽原子力発電所の放射能漏れ、海に流れ出た放射能は人体には
影響はない程度、と言われていますがこれもまたもしかすると海水浴客を奪った原因の一つだったのかもしれません。
新聞見出しに「放射能漏れ」と大きく書かれて、私の様な放射能に無知なものは、「えっ??大変なんじゃない??」って思ってしまいます。
実際に漏れ出した量は、ラドン温泉9リットル分だそうです。(ラドン温泉??ってどんな温泉??)
その量がどれほどの物かわかりませんが、「基準値を大きく下回るもので人体に影響は無い」と新聞などでは書かれてありました。
しかし一時期、「新潟は危ない!!」などと言った噂も聞かれ地震の被災者をはじめ新潟県民にとっては心の被害もあったのではないでしょうか。

地震の影響は甚大で、被災地の方々はもとより新潟県全県、果ては日本全土、そして地球規模で影響が出てしまうと言っても過言ではありません。
原子力発電所の稼動が止まっている今、首都圏の電力供給のため、それを補うために火力発電量も増やして賄っています。
当然原子力発電に比べ火力発電はCO2の排出量も多く、これもまた大きな環境問題となっています。
こうして見ると、地震によってなかなか見えて来ない被害も多々あるのです。残暑の電力需要が高まる中、電力会社は節電を呼びかけてこの晩夏を乗り越えようとしています。地震は「揺れ」の物的被害、そして様々な風評被害だけでなく、地震の発生場所によっては果てしなく大きな間接的被害をもたらすと言う事にもなり兼ねないのです。そしてなによりも、被災者、風評被害に合われている方々の心身の被害は図り知れないものがあります。その目に見えない心の被害は私たちも決して忘れるわけにはいきません。

K.S

2007年9月10日 (月)

しただ、敬老の日にいっぷく祭り開催!

今年も社会福祉法人しただ、医療法人社団しただの年間の最大イベントの時期がやってまいりました。日付は9月17日、入場無料!どなたでもご来場下さい!そして今年のキャッチコピーは

「毎日が敬老の日。でもこの日だけは特別!「しただ」が総力をあげてのお祭り!」

内容と致しましては、午前の部、午後の部があり、基本的にボランティア、職員のステージ発表は同じです。その内容は・・・笑いあり、感動ありの催し物が繰り広げられるでしょう。

また無料の屋台出店もあります。たこ焼き、やきそば、チョコバナナ、生ビール、カキ氷等(一部有料のものもございます)。朝9:30~夕方3:30まで出店しますが売り切れご容赦です。

開催場所はかもしか病院駐車場です。皆様お誘いあわせの上お越し下さい。T.KA3

2007年9月 5日 (水)

人間関係、1対1のお付合い

私事で恐縮ですが、私が友人の子供と遊んだりする際には
相手を一人の人間としてお付合いするように心がけています。
(私自身にはまだ子供がいません)
つまり自分にとって不快な思いを子供たちから受けたら、
怒るか、やり返す。
例えば先日、こちらは何の心構えもしていないの幼稚園上がる前の子供にいきなり
20mの助走をつけたラリアット(プロレス技です。腕を伸ばし相手の首をめがけてアタックします)をされました。
激痛です。
すぐさま体勢を立て直し、追っかけ捕まえ、ジャイアントスイングをかましました(相手の両足首を持ち、ぐるぐると振り回す技です)。
「おまえ!構えてない人にやるのは卑怯だ!ごめんなさいと言いなさい!」
ぐるんぐるんぐるんぐるん。
「ぎゃ~、いたい~、」「ごめんなさいと言いなさい!」ぐるんぐるん。
「うぇ~ごめんなさい~」「よ~し」
ばひゅーんと放り投げました。1対1の勝負ですから。
周りからは物凄い顰蹙を買ったようですが、実際やられた首は非常に痛かった
ですし、後日その首の歪みから来る腰痛に悩まされることになりました。

そんな私ですが、最近考えさせられることがありました。
私どもの法人には知的障がい者の自立と社会参加を支援するために「いっぷく食堂」というものがあります。ここで働いているE君とは日ごろから仲良くさせて頂いているのですが、ある日ひょんなことから2人でゲームセンターに行くことになりました。頭文字Dという車の漫画題材にしたドライビングゲームなのですが、E君から面白い!ということを
聞かされ、私もそのゲームにはまったのです。勝負です。E君とガチンコの。

当日は雨でしたので車で彼の家まで迎えに行ったところ、父上が出てこられて「休みの日なのに申し訳ないです」とおっしゃりました。
何をおっしゃる、これから本気モード全開のバトルなんです。
ドリフトしまくりの140kmオーバーのバトルなんでスヨ!
スバルインプレッサと三菱ランエボの対決なんでスヨ!
水平対抗エンジンとミスファイヤリングシステムの勝負なんでスヨ!
ゲームですけど。

店内対戦というものを選択し、お互い100円を入れ、対戦開始です。
むむ?あれ?
E君遅い??3つコーナーを過ぎたらバックミラーから見えない・・・
初戦は私の圧勝でした。E君そんなにうまくない・・・
そして問題が。この対戦システム、負けたほうが次の対戦時にお金を払うんです。つまり私が勝ち続けると最初の100円だけで済んでしまい、
E君は負け続ける限りそのたびに100円払うことになってしまうんです。
これでは・・・
ポリシーに反しますが手を抜きました。
自分の車をE君にわからないようにうまくスピードを殺し、追い抜かせたり、スタートをわざとミスって追いつかなかったり。
まぁそれなりに楽しい2時間でしたが、なにか心にしこりが残りました。
つまり障がいをもつE君と本気の勝負が出来ず、そしてその対応はあのようなものでよかったのか、と。

そして更に思うことが。
私たちは一般的に「おじいさん」「おばあさん」と呼ばれる方々が私たちの
施設をご利用されています。
その方々相手に私たちは1対1の状況になったら相手の人格を尊重したお付合いが
出来ているのでしょうか。
世間一般に良くありがちなのが、高齢者で体が不自由になった方にに対して
子ども扱い、つまり見下した扱いをしてしまうことです。

考えることが多すぎて取り留めのない文章になってしまいました。
知恵熱が出そうなのでこの辺で。
T.K

Img_0338

2007年9月 4日 (火)

いっぷく食堂9月メニュー

皆さん、こんにちは。いっぷく食堂家族会でございます。
 

さて、今月はあるお母さんからのコメントを紹介します。

いらっしゃいませ!いつも、いっぷく食堂の主旨の御理解ならびに御利用ありがとうございます。
毎日、彼らの成長を願いつつ指導しているつもりですが我が子の成長は見えてきません。
毎日が実習生です。これが実態です。彼らの障がいは治るものではありませんが、それでも日々、
少しでも成長を願いつつ活動を続けていきたいと考えています。
これからも皆様に理解して頂き、頑張っていきたいと思います。

17日はいっぷく食堂にも出店します。お時間のある際は、こちらの方にもお立ち寄り頂ければと思います。

大勢の皆さんのお越しを今月も従業員一同、心よりお待ちしております。

いっぷく食堂家族会
いっぷく食堂従業員一同
いっぷく食堂店主 9_3

2007年9月 3日 (月)

OSは誰のもの?

先日気になるニュースがありました。

Windows XPマシンは08年1月31日に生産終了
8月22日18時29分配信 ITmediaニュース

マイクロソフトは8月22日、Windows XPの正規OEMライセンス提供を2008年1月31日に終了すると改めて発表した。
Windows Vista発売から1年後に当たり、同日でXP搭載PCの生産も終了することになる。

PCパーツ店などで購入できるDSP版は、09年1月31日まで提供する。

既にXPの企業向けボリュームライセンス提供は、Vistaの企業向け販売が始まった昨年11月に終了。
だが調査会社の調べでは、Vistaの世界シェアは3%強に過ぎないのに対し、XPは87%と依然として圧倒的に差があるのが現状。安価なPCでも軽快に動作するXPへのニーズは根強い。

XPのセキュリティ修正プログラムを無償入手できるサポート期間は2014年4月まで。
当初、XP Home EditionとMedia Center Editionのサポートは09年4月までの予定だったが、日本市場の強い要望を受け、Professionalと同じ期間に延ばした経緯がある。
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このニュースが流れてから、法人のPC購入に関して注意を促すために以下のような文章を流しました。

来年2月以降法人内で新たなPCを購入する際にはvistaしかなくなってしまいます。
もちろんXPとの互換性はありますのでそんなに影響はないと思いますが、Vistaを動かすには今のPCより性能の高い、つまり価格も高いものが必要になります。

こんなメールを法人内部に流したところ、当法人理事長北澤が「怒り」とも取れるメールを
配信しました。(当然本人から掲載の了解とってあります)
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マイクロソフトって会社 結構詐欺的な商売ですね。
詐欺的とはOSがブラックボックス化されており、全人類的な知的資産となっていないこと。OSが器機に依存しすぎている ないしは器機がOSに依存しすぎており、どちらも廉価ではないと言う事です。

MacOSXは有償ですが、ベースはUnixであり、コードが公開されています。Linuxは無償であり、かつコードは完全にオープンとなっています。
すなわち、OSそのものを人類の知的資産と位置づけている事になります。

現在の私のパソコン的な環境はMacOSXとLinuxのみです。ちなみにMacOSXは現在のバージョンは10.4.11(Tiger)です。更にLinuxはKernelのバージョンは2.6.18-5です。
LinuxではDebianGnuLinuxを使用しており、KDE(Ver.3.5.5)の環境です。どちらのOSも時折バージョンアップがあり、MacOSXは近々10.5になる予定。LinuxもちまちまとOSそのもののバージョンアップがあります。

しかし、OSの変更の為に器機を買い替えるという事はとても考えられない世界です。さすがに官公庁も一部ではWinodows依存の問題点に気づき始め、またウイルス対策の事情も含め、Linuxに移行し始めるところも出て来ています。

小生は あれがいい これが悪い といった観点で上記を比較検討しているのではなく、今は世界中でパソコン、インターネットが当たり前のように使用されている現在においてその中核である、OSそのものを人類の資産として考えるかどうかを議論しているものでありますので、誤解無きようにお願いいたします。

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途中難解な部分がありましたが、これだけPCが普及した今、OSのバージョンアップで小銭を稼ぐいやらしさが、マイクロソフト、そして各PCメーカに垣間見れることは私も理解できます。
また発展途上国ではどうするのでしょうか?
だいたいインターネットは当初無償のポリシーがありましたがそれはどこへ行ったのでしょうか?
やれやれと思いながら、今日はいっぷく2番館で使用するPCを選定している私でありました。Img_0333 T.K