私たちの法人では毎年敬老の日に「いっぷく祭り」というものを開催しています。ボランティアの方々や職員がステージ上で様々な出し物を行い、ご利用者に楽しんで頂こう、というイベントです。
さらに、ご利用者ご家族、そして地 域の方々にも楽しんで頂こうと考え、無料の模擬店を出店しました(無料ですよ!無料!)今年の模擬店の内容はフランクフルト、中華粥、かき氷、チョコバナナ、たこ焼き、各種飲み物です。
また今年はこのブログでもたびたび登場してる「いっぷく食堂」も出店し、らーめんを販売しました(ここのみ200円です)。お、遠藤君、梅田君のお二人、フェーン現象の風のなか頑張っておられます。
会場の雰囲気も朝から盛り上がっています。この方々は一体何の出し物をするのでしょうか?一抹の不安が残ります・・・
お祭りの出し物は朝10時過ぎから始まりました。最初に登場いただいたのは「北鼓隊」の方々による勇壮な太鼓の演奏です。「北鼓隊」は各施設で慰問活動等行っている和太鼓サークルです。
激しい太鼓の演奏が会場内を包み込みます。施設内に入所している限り聞きなれない大きな音に皆さん興奮気味です。診療所のアイドル犬ポポはどこかへ去っていきました・・・
次の演目は法人職員Sさんも所属しているフラメンコのサークル「旬な女たち」によるフラメンコです。
まさに「旬な女達」ですね。何が旬かはここでは言及しませんし、つっこみもご遠慮願います。 先般の収穫祭の時には、珍妙な乱入者が踊りを乱しておりましたが、今回はそんなこともなく、素晴らしい本格的なフラメンコを披露していただきました。ここまで本格的なフラメンコはなかなか見ることもできないでしょう。ご利用者や地域の方々からも拍手喝采です。
そして三条市本盛寺三盛万灯会の方々によるお囃子です。祭囃子にのって纏を振ります。この行事は本場は東京池上で日蓮聖人の入滅を偲び700年前よりお会式という万灯行列が行われていました。
それが江戸時代に町火消しが纏を振り、江戸庶民の祭り好きと相まってお囃子のリズムに乗って勇壮に纏を振って練り歩く行列ができたそうです。お囃子の大きな音のリズムにのって纏を振る姿は迫力満点です。
さて次なる演目はかもしか病院職員による「山小舎の灯」の歌と踊りです。「山小舎の灯」というとこの曲は昭和22年にNHKのラジオ歌謡として発表されました。ということは、ご利用者の方々の青春の真っ只中ですね。
この衣装、何をイメージしているのか、現段階でも把握できていません(笑)。何をイメージしたのかわかった時点で早急に更新します。そして「山小舎の灯」、皆様の青春時代の代表曲ということと、その軽快なリズムとがあいまって、ご利用者の方々から手拍子が起き、大盛り上がりです。
次が老健いっぷく職員による「ヤングマン」です。
熱唱ですね!後ろのチアリーダーもどきは決して拡大しないようお願いします。 なぜなら「彼」だからです。すね毛がアップになるだけでしょう。
このような演目が続いている間にも、かもしか病院では、職員による健康相談会が開かれていました。
健康とは健康なうちに手を打っとくのが一番ですからね。普段このような機会があまりない方々から、健康マニアまで様々な方が訪れていました。
ステージに戻ると最期のおおとり、特別養護老人ホームいっぷくの職員で行う「ミュージカル麦畑・2006」が始まりました。
麦畑で交わされる男女の愛の誓いを歌ったデュエットソングをミュージカルに仕立てたものです。大胆な振り付け、とっくに成人を迎えた職員のわけのわからない衣装、会場は騒然です。
赤白帽をかぶった彼はどこかで見たことがあると思ったら、出番前からこの格好で音響係をしていました。自分でもこのいでたちが気に入ったのでしょうか・・・
この演目が終わり、お祭りも最後の理事長挨拶となりました。
手元にご注目下さい。かなり飲んでいらっしゃる様子です。その挨拶の内容ですが端的に要約しますと・・「私が来年まで生きていられるように、皆様ご声援お願いします!!」とのことです。最後にはなぜか「えい、えい、おー!」の掛声で挨拶が終わりました。
来年もし皆様お時間ありましたら、いっぷく祭り、是非いらしてください。お待ち申し上げております。
T.K