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2012年3月14日 (水)

3.11

1年前の3月11日、震災当日皆さんは何をしていましたか?

私は介護老人保健施設いっぷくの自分のデスクで、事務作業をしておりました。突如、今まで経験したことのない長い周期の横揺れが始まりました。

今まで経験した大きな地震というのはほとんどが直下型であり、下から「ドン」と突き上げるものでした。

なので、こんな長い周期の横揺れというのは気味が悪い、と感じるとともに、この揺れ方ならば震源地は遠方であり、とりあえず自分の身の危険はないな、という、非常に情けない幸運を感じました。

まったく自分の想像力のなさに情けなくなります。

それでも一通り施設内を見て回り、他の施設の状況も確認したところに上司が部屋に入ってきて、「テレビがとんでもないものを映しているぞ!」と言って出ていきました。

あわててデイケアサービスの大型テレビを見ると、相馬が津波により壊滅しつつある様子でした。

その後、私のとった行動といえば、生活水準が下がらない程度の節電、そして生活レベルにおいては全く影響のない程度の募金でありました。ボランティアに行くこともできませんでした。自分の生活を優先しました。

今できることは、やはり同じスタンスで自分の生活を優先しながら、それでもたとえば旅行に行くなら東北方面等、そして生活レベルに影響のない程度の募金の継続しかできません。

それでもこの震災の自分の中での風化は避けていきたい、と考えています。

春、遠からじの粟ヶ岳です。少し前向きなります。

T.K

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2011年3月20日 (日)

気が張っている人々 日常生活への回帰

先日、老健いっぷくご利用者が他の医療機関を受診する際にドライバーとして
借りだされました。我々の医療設備だけでは十分対応できない時にこのようなケースが
おきます。その時、時間に縛られていない私が今回ドライバーとして看護職1名とご利用者で
市内の医療機関に赴きました。

行き先のクリニックは非常に混雑していましたが、家人が先に受付等済ませて頂いたおかげで、20分ほど待てば帰れると判断し、私自身はクリニックの片隅で待っていることにしました。

メインの待合室から少し離れた15人ほどが座ることができるスペース。そこに一人でいましたが、5分ほどですぐに満席となりました。私、仕事で必要な本を読んでいたので、わからなかったのですがそのスペースにいるのは私以外、皆同じグループに属する方々のようです。

そこから、ほんとに興味本位で、「病院に同一グループでやってくる方々はどんな方々なんだろう」とあさましく会話を盗み聞きしてしまいました。

共通しているのが、全員、口調にメリハリがあり、聞き取りやすく、具体的であろう事実のみを話し、無責任な憶測はないようなお話をされていました。病院の待合室に来るようなイメージではありません。

一般的に病院の待合室に来る方々は、病気やけがを抱えられ、「元気がない」のが普通だと思います。

こんなしっかりとした口調をされたいる方々はいかなる方々なのか?もう興味津々となってしまいました。

福島から避難されてきた方々でした。

避難。そこから緊張感がずっと持続されているのでしょう。無意識に相手のいう事をしっかり聞き、確認し、自分から情報を発信する。平時の120%で頭を使われているように感じ取れました。気が張っているのでしょう。無意識に。

いたたまれなくなりました。その気の張り方、疲れるに決まっています。

何とか早く、完全とは言えなくても、日常生活への回帰ができることを願わずにはいられませんでした。

もう一度今回の災害で、個人で何ができるのか、考え直すことにすることにします。
皆さんも何か・・・・。 

T.K

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2010年1月 8日 (金)

見上げる八木ヶ鼻

景勝八木ヶ鼻
八木ヶ鼻を見る時はいつもほぼ正面
後ろはどうなっているのでしょう

横からは何となく見れたような気がしますが
上からはどうでしょう

私ひとりの力では上から見ることが出来ず悔しいので
下から見ることにしました。

Photo

Photo_3 こんな感じで見えました・・・・写真では伝え切れませんが圧巻でした

帰り際、八木ヶ鼻が友人に思えてきました。

T.M

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2009年5月20日 (水)

迅速な情報提供・・・・

わたくし事ですが、先般こんなことがありました。
私が趣味とする「テニス」は様々な道具を使います。ラケット、シューズ、ストリングス、ウェア・・・
スポーツを趣味とする方はわかっていただけると思いますが、道具にこだわりが出てくると際限がありません。

私の斜め前にデスクがあるM村君は野球を趣味としていますが、グローブにこだわりがあるそうです。  「グローブは「ZETT」でなければダメです。なんたって僕のポジションはショートですよ、守備の要ですよ!」なんて言っていますが、昨年は試合でサヨナラエラーを喫しております・・・・(先日の試合では3回コールド負けという、慰めようもない試合をして休みを潰しています・・・)。

そして私はテニスシューズに強烈なこだわりをもっています。私見ですが、今、テニスシューズで良いものを作っているのは、アディダス、アシックス、ミズノ、ディアドラなんてとこでしょうか。      

中でも私の大のお気に入りは「アシックス」です。このブログはテニスシューズを語る場所ではないので控えますが、今のアシックスのシューズから比べると、上記他社はともかく、その他のシューズはスリッパみたいなもんですよ・・・←私見ですよ、一個人の私見ですからね!。

そんな私はアシックスのウェブサイトを見るのも大好きです。

http://www.asics.co.jp/

しかし、ここ最近、1つだけ不満がありました。テニスシューズの画像が側面から撮影した画像のみだったのです。

それでいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、テニスは様々なテニスコートの種類があり、それによって履き替えるのが通常です(クレーコート:土、ハードコート:コンクリート、オムニコート:砂入り人工芝、カーペット等々)。つまりシューズの裏面はとても大事なんです。そしてアシックス自体、このアウトソールと呼ばれる靴裏に関しては世界の最先端を突き進んでいると思われるのに・・・

こんな感じで見たかったのですが(ちなみにこのシューズは去年のモデルで私T.K愛用のモデルです・・)。Img55438538

思い切ってアシックスの「お問い合わせ先」 にメールしてみました。別に文句をつけるつもりではなく、逆になんでこんな素晴らしいシューズを作っているのに・・・・、ヨーロッパではアシックス、超高級品なのに・・・、イチロー、大リーグに移籍したときにN社から用具使用契約で25億円のオファーがあったのに1億円のアシックスにした(これは伝聞です)。それほどの会社なのに・・・・

こんなメールで。

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このほど御社サイトにて、思うところがありメールいたしました。

「すべての商品のアウトソールも掲載してほしい」
要は靴の裏側も見せてほしい、ということです。
せっかく素晴らしい商品を作りながら、それをすべて主張しないのは
もったいない限りであり、
またテニスにおいて、アウターソールの形状は選択において非常に重要です。
ご検討下さい。よろしくお願いします。
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物凄い速さで返信が来ました。午後2時頃に送信したのにその日の夕方5時には返信が来ました。アシックスwebmaster  K崎さんからです。
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アシックスwebmasterにメールをいただきましてありがとうござ います。
日ごろから当社商品をご愛顧いただきまして、心から御礼申し 上げます。
この度は、貴重なご意見を賜りまして、まことに感謝いたします。 ご指摘のとおり、シューズ(特にテニスシューズ)は、ソールパタ ーンが命ですのに、商品画像を掲載していないのは、問題です。 早速担当者に改善を申し入れますので、しばらくお待ちいただきますようお願い致します。
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原文ママです。このメールで「おおっ!」と思ったのが、このような企業のサイトにメールを送ると大抵判で押したようなメールしか帰ってこないのですが、上記のメールにおいて「ご指摘の通り、シューズ~」うんぬんのくだりは、個々のメールに誠実に対応されていることが良くわかります。
やるな、アシックス・・・。
そして驚いたのが次の日にはテニスシューズの全てが上記の画像のように差換えられていたのです。
これ結構大変な作業なんですよ。外部にホームページ制作を委託していても、指示が大変です。あまりにも感動したのでまたもや「素晴らしい!」とのメールをアシックスに送ってしまいました。
ここでわたくし、いろいろと考えてしまいました。今まで私どもの法人が所在するところはISDN回線しかなく、法人として情報発信もなかなかできないよ!と何度かこのブログにてぼやき?をしていました。
IT革命(情報技術革命)の「本当」の意味?
その上でこんなこともブログ上で発信したり・・・
情報共有化って?
その上でこの3月にしっかりと光回線が引かれました。
光、来る!
果たして私ども法人の情報発信は迅速になされているのでしょうか。ウェブに関しては全く持って「否」であります。求人に関わるものだけは更新されているのですが。
ウェブだけでなく広報誌も当法人からいくつか発行されていますが本当に私どもの事業所の詳細を知りたいと思う方々に的確に届いているかと考えるといささか自信がありません。昔、坂本龍一が「スピードは力だ」と発言していましたが・・・。
アシックスwebmaster K崎さんにはとても重要なことを教わった気がします。本当にありがとうございました。
※ちなみに、アシックスwebmaster K崎さんとメール上で何回かやり取りさせて頂いたところ、「いっぷく食堂」に興味を持って頂き、その4月のメニュー「焼き蕎麦」に興味を持って頂き、K崎さんのご家庭もよく食されるとの事。
ちなみに我がいっぷく食堂の「焼き蕎麦」は、かつおだしを効かせた醤油にわさびを溶いたものをいれて使うそうです。美味しかったです!次回もしメニューに上がればK崎さんも神戸からいかがですか?
T.K

2009年2月15日 (日)

教育じゃない共育のチャンスって

そろそろ年度末・・・、ってことは
そう!!また春になり新年度の新人職員を迎える準備の時期が来たわけです。
この時期なんとなく職員の間にもワクワクした期待のような空気が流れてきます。
どんな人が来るかな・・バリバリの経験者もいたりして・・、活発な人がいいな。いやいや奥ゆかしいくらいが丁度いいのよ。 などと色々と想像しては楽しんだりもしてるわけです。
それが、何が月か過ぎると上手く指導できないとか思ったように育たないどうしよう・・・と私を含め、教育担当者は悩むわけです。
私はそんな時にはるか昔に経験した出産から子育ての頃のことを思い出すようにしています。
臨月ともなると立っているのも大変なくらい大きなお腹になって、それでもツライどころかその幸せにひたりながら生まれる日を心待ちにして「早くあなたに逢いたいわ。ママ待ってるね。」なんて今じゃ照れくさくて言えないようなクサイ言葉をお腹にむかってつぶやいていました。生まれてきたら思いっきり愛してあげよう!!2_2

それが無事生まれて、育児をする頃になると他の子と比べたり、思うように成長しないことにイライラして・・
反抗期がくれば、あんなにかわいがったのにと恩着せがましいグチまで飛ばすありさまで・・

でもでもやっぱり愛しくて・・・それって少しずつ私自身も親になっていく事を
子供から教えてもらっていたからなのだといまさらながら思います。
子供が授かったときの気持ち。
つわりの苦しみ。
初めてお腹の中で動いた時。
お乳をあげた時。
お産の苦しみだって今まで感じたことがないあたたかい幸せな瞬間をすべて子供からもらってたんですよね。

私は立派なことを語るような良い親ではなくて、むしろダメ親に近いですが
あの待ち望んでいた頃を思い出すともっともっと愛してあげよう優しくしてあげようって思います。
子育てと教育って似てるなあって最近思います。

教育は共に育つチャンスなのかもしれません。
そして間もなく会える新人職員のみなさん待っていますね。
共に成長していきましょう。 
T.A

2008年12月31日 (水)

大晦日、下田の風景

今年も大晦日となり、残すところ・・・、って既に2番館K.Sが述べているではありませんか。立場ありません。

大晦日の下田、八木ヶ鼻のたたずまいです。今日の下田は朝から時折強い雪が降ったりやんだりの天候で、まさに大晦日の八木ヶ鼻、という趣です。

Photo Photo_2

介護老人保健施設いっぷくも雪景色の中にたたずんでおります。Photo_3

国道から1本入るとごらんの様な雪道です。国道も凍結はしていませんがシャーベット状の雪がわだちになりつつあります。

運転には十分注意して下さい。

そんな大晦日の風景をカメラにお納めながら、今年一年の事を振り返り、少し感傷的になって自分のデスクに戻りました・・・・・














In

なんですか、これは・・・

私のマグカップに電話のコードがずど~んと、垂れ下がっております。珈琲にひたひたと浸っております。おそらく右隣の電話を共有して使用している、このブログにも時々、「虫」について熱く語っている「T.M」の不注意でしょう。彼はなかなかやる男でして、画像にある私の電卓が彼のデスクにあるという事は実はしょっちゅうです。

しかし今日は大晦日です。明日になれば年が変わります。こんなことはさっさと忘れてよい年を迎えたいものです。

今年は法人しただでは、栄、帯織地区に介護老人保健施設いっぷく2番館が設立されました。地域の皆様をはじめ、各官公庁、協力会社の方々のご協力で今年一年を乗り切れたように思います。 本当にありがとうございました。

また来年もこのしただブログ、いやいや、法人しただをなにとぞよろしくお願い申し上げます。

T.K

2008年8月 8日 (金)

続『しただの夏』

来ました、職員T.Mの夏の下田風物詩、新潟三条下田のクワガタ便りです。
最近当ブログの検索ワード上位に食い込む「クワガタ」。今回はクワガタだけでなく他の夏の虫たちも登場です。 T.K

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ミヤマ、ノコ、コクワ・・・いずれも当地区でのクワガタの愛称であり、
よく採取できる種類でもあります。
ところが今年の夏は例年と違ってミヤマが少ないような気がします。
だいたい梅雨が明ける頃になると、ミヤマクワガタの大量採取が期待できるのですが、
今年はホントに少ないんですよね・・・まだ3匹程度です。いつもなら大型(6.5cm~7cm)もお目に掛かれるのですが・・・
お陰でウチの飼育ケースは迫力がありません。

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その代りと言っては何ですが、早い時期から大量に見かけてるのが“ミヤマカミキリ”です。

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ゴマダラカミキリと違って色がマットブラウンで地味ですが、鳴き声(?)は立派にギューギューと音を
出しています(実を言うと私は苦手)。
ちなみに(子供に教わったのですが)、触覚の長さでオス・メスが見分けられます。
今年のクワガタシーズンも終わりかな?・・と思う今日この頃でした。

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この写真をご覧になって、何かお判りになられましたでしょうか?
“通称”『セミの抜け殻』・・・私達の呼び名では『モズの殻』です。私の育った三条市の本町近辺ではセミの幼虫を
モズと呼んで、よ~くモズ採りをしたものです。夏休みの始まる頃、捕まえた幼虫を虫籠に入れて軒先で数日後・・・
ラジオ体操に向かう早朝、籠の中には成虫になりたくて殻からでてきた本体(?)が青白い羽を伸ばしているのです。
この姿は、子供の頃から惹きつけられる非常に神秘的で大好きなシーンのひとつです。
近日中には“モズ採り”から“成虫への変態”までを写真でご紹介できればと思っていますので、みなさま成功をご期待ください。
T.M

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いやいや、40を過ぎたお父さんT.Mが「子供たち」のために必死に野山を駆け回っているのかと思いきや、このT.Mさんはどうやらご自分の趣味かもしれません。一緒に来た写真で下田の夏の雰囲気を味わって下さい。

001_2   003                   012 007




上の写真、右上、左上はコクワガタ、左下はノコギリクワガタです。
次回はT.Kが棚田の様子など、下田の夏をお送りしたいと思います。日時は未定です・・・

T.K 

2008年7月14日 (月)

「下田の夏」到来

皆さんは昆虫採集をされますか?
ここ、新潟県三条市の下田の地って自然の宝庫なんですよね・・・・・。
「五百川の棚田」「五十嵐川の清流」「八木ヶ鼻の景勝」から「テン」「リス」そして天然記念物の「日本カモシカ」等々のいきものまで。

どれも甲乙つけがたい宝ではありますが、 子供たちには大人気の甲虫もまた、この夏の下田の自然を象徴する大きな宝の一つですね。

先日採取しました、この「ノコギリクワガタ」!!

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大きさ・かたちは申し分ありません。立派な姿です。他にもこの地には「ミヤマクワガタ」「コクワガタ」「スジクワガタ」などもよく見られます。

入梅の頃から8月の中ごろまで子供たちは大人を引き連れ採取に夢中になりますが、私も子供の頃は遠くまで自転車をこいで昆虫採集に夢中になった記憶があります。

今も昔も子供たちのキモチは変わりませんね。

そしてこの下田の地に夏になると現れるのがホタル!

7月初旬からはゲンジホタル。そしてその後はヘイケホタル。下田ではいたるところ(当法人施設敷地内でも!)で目にすることが出来ます。田んぼの中や小川に目をやると、はかない光がぼんやりと、そして次第に群れになったりと、非常に幻想的に見ることができるのです。

水だけを飲み、夢中に光って、精一杯生き、約2週間の短い寿命を生き抜きます。

このような生き物たちがたくさん住む事ができる自然の宝庫をいつまでも忘れずに楽しみたいと思う今日この頃でした。

T.M

2008年7月10日 (木)

日常を醸し出すこと その2

カレンダーと時計

6/25のエントリーの続きです。

内輪の話で申し訳ないのですが、当法人理事長の北澤は、以前長岡の精神科がある病院で勤務医をしておりました。
そのときのエピソードを。

入院されている方々の中で同じような症状を持つ方のグループがあり、そのうちのお一人が同じような治療をしているのに何故か具合が良くならない。
そこで医師である北澤は会議を行いました。
普通このような病院での会議は医師・看護師あたりで行うのですが、ここで北澤がなかなか枠に当てはまらないことをしました。
医師・看護師はもとより、介護士そしてその病棟の運営に関わる全ての職種を集めミーティングを行ったのです。
そのメンバーの中には清掃の方、つまりその快方に向かわない方のお部屋の掃除をする方も含めたそうです。
(やりますね)。

そして、いよいよミーティングです。
医学的なことからミーティングを始めたそうですがやっぱりその方が快方に向かわない理由が分からない。

煮詰まっているうちに、清掃業務を担当している方から意見がありました。

「あの方のお部屋には、カレンダーがない。他の方の部屋にはあるのに・・・」

つまりカレンダーもない部屋で過ごしているうちに、日常から完全に切り離されてしまったようです。
曜日感覚も分からなくなってしまった・・・。
早速お部屋にカレンダーを取り付け、またそれが直接的な原因かは分かりませんがその方は快方に向かわれたそうです。
私たちも入院などした際には、日常から切り離された感じがしませんか?
私も何年も前に食中毒で5日ほど入院したのですが、たった5日にもかかわらず思考能力が日に日に落ちていくのが自分でも感じられました。

つまり私たちは入居された方々に対して、ご家庭で過ごされるような「日常」を感じていただきたいなぁと思っているのですよね。
そこは毎日がドラマである必要は無く、さりげない生活があふれている空間がいい。
当法人の職員が白衣を着ていないのもそんな理由からなんです。白衣ってとても非日常的光景ですよね。

たしかに急性期の病院、テレビの「ER」や「救命病棟24時」ではそんなことは言ってられない事態ではありますが、長期療養される方々にとって、毎日がドラマである必要はないですよね。
私たちも毎日がドラマであったら疲れちゃいますよ。

しかし「日常」って結構難しい。それは職員一人ひとりの心構えに大きく依って来るものなのですが設備として日常のリズムを生み出せないかと考え、現在当法人の入居施設の個室には可能な限りカレンダーを置かせていただいております。

また新しく出来たいっぷく2番館にはカレンダーのほかに各個室に時計も設置いたしました
(このカレンダー、時計は協力会社の皆さんが主旨に賛同頂き寄付してくださったものです。ありがとうございます)。

この「日常」を醸し出すこと。これからも法人の一つのテーマとして考えて行きたいと思います。Photo_2

T.K

2008年6月25日 (水)

日常を醸し出すこと その1

先日、ある大きなお弁当のチェーン店が様々な理由で店名が変わることがありました。
別にここでそのお店の広告をするわけではないのですが、そのチェーンのCMで心惹かれる
キャッチコピーがありました。

「幸福はご飯の炊くところにある」
(株式会社プレナス ほっともっと)

文章的に突っ込みどころは沢山あるのですが、言わんとしている所は伝わりますし、その光景も目に浮かびます。家庭でご飯が炊かれるところが想像できます。いいコピーですね。
(このコピーを外食産業がされているところがまた考えさせられることなのですがそれはまた別の話で・・)

日本在住の多くの方々にとってご飯が炊かれる香りは無条件で幸せな思いになるのではないでしょうか?

☆ チン                              
        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)<  ご飯まだ~?
             \_/⊂ ⊂_)_ \____________
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
        l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
        |            |/

それは日常の中の小さな幸福です。そしてその香りは「時」を告げるものとなり生活のリズムを生み出すものにもなると思うのです。

私たちの法人の入居施設のうち、特別養護老人ホームいっぷく、ケアハウスいっぷく、介護老人保健施設いっぷく2番館では入居されている方々の部屋近くに炊飯器があり、人数分のご飯が炊かれます。
食事時になると各個室の中心にあるキッチンからお米の炊かれる香りが漂います。通常の病院などでは、階下の配膳室から全てまとめてカートに載せて持ってきますが、それって味気ないと思うのですが・・・。

しかしながら法律的な縛りもあり我々の施設全てで上記のようなことが実現しているわけではありません。
ただ我々は小さな日常的なことを大切にしたいと考えています。
それは何故ゆえに?それは「その2」で述べさせていただきたいと思います。

Photo

T.K