職員へインタビュー!第五弾~言語聴覚士編~その1
介護老人保健施設いっぷく2番館の言語聴覚士 小林さんへのインタビューです。
-----言語聴覚士のお仕事について教えてください。
話すこと、ことば、聞くこと、飲み込むこと、食べることのリハビリテーションを行います。
言語聴覚士の活躍の場として、介護老人保健施設、病院、ろう学校、発達支援の施設などが挙げられます。
-----小林さんのいらっしゃる介護老人保健施設いっぷく2番館では?
主に食事の確認をしています。評価と訓練ですね。
食事に関するリハビリテーションはもちろんですが、脳梗塞や認知症の方には頭のリハビリテーションを行います。
ことばに関わる働きのすべてがうまくいかなくなってしまう失語症や、構音障害といって口の麻痺でろれつが回らなくなったり、しゃべりにくい方に対してリハビリテーションを行います。
-----失語症や構音障害の方に対してどのようなリハビリテーションを行っていますか。
失語症の方には、絵カードを見せて「これはなんという名前ですか」と絵カードから名前を発する練習をしたり、言語聴覚士は話した言葉を反復する練習や音読などをします。
構音障害の方には、口の麻痺に対するリハビリテーションを行います。
口の体操や発声練習など口の動きがよくなるように働きかけます。
-----リハビリテーションをするにあたり心がけていることはなんですか。
ご利用者と言語聴覚士である私の位置関係が「生徒と先生」ではなく、逆に職員がご利用者に色々なことを教えてもらうという姿勢でリハビリテーションにあたることを心がけています。
ご利用者にはなるべくリラックスしてもらいつつ、尊厳が保たれるような関わり方に気を付けています。
失語症や構音障害をもつご利用者のなかには「バカになっちまった」とすごく落ち込む方が多いんです。
そういったご利用者に対しては「ここはうまくできなかったけど、これはしっかりできましたね」、「ここはよくなってきていますよ」などといった尊厳を取り戻していただけるような接し方を心がけています。
次回に続きます。
写真:木村 記事:小澤
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