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2019年10月

2019年10月28日 (月)

のんぴーりAXISさんによるPC出張解体

PCの買い替えや壊れた等の理由で不要になったPCの廃棄を考えたときに気になるのは、データを読み込んだり書き込んだりする記憶装置「HDD(ハードディスクドライブ)」の処理だと思います。

私たち医療法人で使用するPCにはご利用者の医療や介護に関する個人情報が満載なため、廃棄には注意を払わなければいけません。

一番簡単なのは専門業者に依頼して回収・廃棄してもらうことなのですが、「果たして本当にデータを消去してくれたのか?」という一抹の不安が残ります。

そこで当法人では数年前から「基板ネットワーク」に参加する障がい福祉サービス「のんぴーりAXIS」さんにお願いし、PCの出張解体に来て頂いています。

 

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今年はPC27台、サーバー1台、ネットワークドライブ3台、などなど・・・。

1台1台解体して、HDDを物理的に破壊してくださいます。

 

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こちらはのんぴーりAXISの利用者さんの牧野さん。

職員や他の利用者さんからは「まっきー」と呼ばれているそうです。

物凄い速さと集中力でドライバーなどを使ってディスクの表面にカリカリと傷をつけていきます。

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傷をつけた上に、業者に依頼して溶解してもらうので、情報を読み取ることは不可能です。

 

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パソコン用の電源ケーブルやUPS、モニターなども引き取ってくださいました。

ここまでしていただいて、私たちの費用負担はなんとありません。果たしてどのような仕組みになっているのでしょうか・・・。

 

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例えばPCを解体すると緑色の基板が出てきます。

ここには価値の高い金・銀・パラジウムや希少金属であるレアメタルなどが多く使用されています。

つまりのんぴーりAXISさんの求めているものは、リサイクル価値が極めて高い金やレアメタル。

回収したPCからこれらをかき集め、都市鉱山リサイクルを行う製錬会社にて製錬、利益を得ているのだそう。

 

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ものの1時間半で作業を終え、次の作業場へと向かわれました。

ちなみに県内某東証二部上場企業に出張解体に行った際は900台、某自治体は1500台を牧野さん・鈴木さんの2名で数日にわたり作業していたというので驚きです。

 

のんぴーりAXISの牧野さん、鈴木さん この度はありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします!


10/28追記です。

のんぴーりAXISさんが参加していらっしゃる「基板ネットワーク」のブログに当施設でのPC出張解体の様子が掲載されました。

基板侍のブログ

こちらもぜひご覧ください!

小澤



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2019年10月23日 (水)

森町小の3年生、今日は老健いっぷく3Fご利用者と交流会

10/11、三条市立森町小学校の3年生が介護老人保健施設いっぷくのご利用者と交流会です。今回は3階のご利用者と。

 

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最初に歌を歌ってくれました。

個人的に「いつだって!」という歌詞がとてもいい歌詞だと感じましたので少し紹介したいと思います。

 

“ぼくらいつだって みんな友達さ この地球に生まれ そして出会えたから

そうさどこまでも 夢をえがきながら 歩き続けるんだ 明日へと未来へと“

 

6月にスタートした交流会も早いもので4カ月が経ちました。

最初の頃に比べるとご利用者と子どもでかなり打ち解け、「いつだって!」の歌詞のようにご利用者、子どもたちも「みんな友達」になったようです。

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その後は当施設の職員が考えた遊びを子どもたちに楽しんでいただきました。

2チームに分かれて、折り曲げたストローでコップを隣の人に運び、端の人に到着した方が勝ち。

 

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ご利用者もにこにこしながら「がんばれー」と応援中。

しかし子どもたちが白熱しすぎて「こっちのチームは一人少ないから不公平!」「〇〇ちゃんで詰まった!」と途中で喧嘩が起こってしまい、1回戦で終了。。。

 

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子どもたち、ご利用者のみなさんとの交流では喧嘩せずに穏やかに楽しく遊びました。

ベッド上にいらっしゃるご利用者のところにも駆け寄って一緒に交流する優しい子どもたちです。

 

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10月にお誕生日を迎えられたご利用者のお誕生日会をしました。

ご利用者の嬉しそうな顔を見ると職員も嬉しくなります。

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楽しい時間はあっという間。別れ際が寂しいのか、お見送りをするご利用者も。

「また来てね~」と声を子どもたちに声をかけ、次回の交流会も楽しみなご様子。

森町小学校のみなさん、ありがとうございました!

小澤


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2019年10月22日 (火)

(公社)虹の会 虹のキャラバン、特養いっぷく訪問

10/10、社会福祉法人しただ特別養護老人ホームいっぷくにて

公益社団法人虹の会による虹のキャラバンが開催され、

医療法人社団しただ介護老人保健施設いっぷくのご利用者も観覧しました。

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虹のキャラバンでは歌・踊りなど芸能会員ボランティアが全国の老人福祉施設を巡回訪問しており、新潟県は6回目の訪問となるそうです。

虹のキャラバンは内閣府および厚生労働省の後援、全労災や全国生協連などの補助・助成により実施されているもので、訪問先である施設の費用負担は一切ありません。

 

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初めに斎藤あつ子さんによる歌謡ショー。

「浜辺の歌」「ふるさと」「みかんの花咲く丘」「Lascia ch'io pianga(私を泣かせてください)」などを歌っていただいたり、「知床旅情」に合わせてストレッチを行ないました。

 

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続いて阿万(あまん)浩一郎さん。

ギャラリーからは「あずまさん?」「あまさん?」「え?はまださん?」

という声が聞こえ、会場は一気に笑いに包まれました。

「君恋し」「柿の木坂の家」「あざみの歌」「まつり」などを歌っていただきました。

 

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お二人ともサービス精神旺盛な方で、歌を歌いながらご利用者と握手、握手!

美男美女の美声にご利用者のみなさんもウットリ。。。

私は存じない歌も多かったですが、きれいな歌声を聴いているとどんな歌も素敵に聴こえ心が癒されました。

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最後はお二人そろって「青い山脈」を。

会場のご利用者も懐かしそうに口ずさんでいらっしゃいました。

 

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公益社団法人 虹の会のみなさま、ありがとうございました。

小澤



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2019年10月21日 (月)

森町小学校の3年生と交流会:老健いっぷく

10/4、介護老人保健施設いっぷくで森町小学校の3年生と交流しました。

 

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リコーダーを演奏してくれたり、「かたつむり」「ふるさと」「きらきらぼし」などを歌ってくれました。

子どもたちはいつもお年寄りにも馴染みがある童謡を歌ってくれるので、ご利用者も懐かしそうに口ずさみます。

 

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歌の発表が終わると、いつもは子どもたちが用意してくれる遊び道具で交流するのですが、今回は当施設の職員が用意した遊びで交流しました。

こちらは金魚すくいゲーム。

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折り紙で作った金魚とポイを使って、制限時間内に何匹すくえるか、2チームに分かれて競います。

チームは子どもたち・ご利用者の混合。チームワークが試されます。

 

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「〇〇ちゃんこっちのもすくって!」

「隣に負けちゃう!早く!!」

と子どもたちが率先して頑張ってくれました。テーブル上はてんやわんやです。

 

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こちらは折り紙の手裏剣を使ってそれぞれが何点得点できるか競います。個人戦です。

得点が書かれたお皿が何枚もあって、100点、-20点など沢山あります。

しかしご利用者と子どもとで、点数に差がついてしまいました。すると横で見ていた職員が・・・

 

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「子どもたちは目をつぶって手裏剣を投げよう!」

と大人げない発言をするではありませんか・・・。

「えー!」とは言いながらもご利用者に優しく接する子どもたちを見て、改めて「いい子たちだなぁ」と感心してしまいました。

 

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10月にお誕生日を迎えられたご利用者のお祝いもしました。

“ハッピーバースデーいっぷくさん”と歌ってくれ、和やかな雰囲気に包まれました。

 

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森町小学校のみなさん、ありがとうございました。

小澤


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2019年10月18日 (金)

インフルエンザ・ノロウイルスについての研修を行いました

かもしか病院の全職種の職員を対象にインフルエンザ・ノロウイルスについての研修を行いました。

 

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<インフルエンザについて>

・突然の発熱や全身の倦怠感などの症状が特徴

・伝染性が非常に強く重症化しやすい(高齢者や乳幼児は特に注意)

・飛沫、接触感染が主な感染経路

・予防対策・・・ワクチン接種、手洗い・うがい、マスクの着用、人ごみに行かない、適度な湿度を保つ など

・A,B,C型とウイルスが違うため、ワンシーズン中にA,B型の両方に感染することもある

 

<ノロウイルスについて>

・特に冬に流行しやすく、12月~翌年1月が発生のピークになる傾向

・便0.1gに約1億個のウイルスがあり、数個~100個程度でも感染する

・下痢だけでなく嘔吐が多い

・消毒薬(特にアルコール)に対する抵抗性が強い

・一度感染しても何度も感染することがある

・感染経路は飲料水、食事、調理、汚物など

・直接効果のある特効薬や処方薬はない(菌ではないため抗生物質は効果が無い)

・予防対策・・・石鹸による手洗い、アルコール消毒

 

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続いて嘔吐物の処理方法について学びました。

自分が感染したり集団感染を引き起こさないためには、正しい手順で処理することが大切です。ポイントとしては

・嘔吐物を処理する人、病棟に連絡する人を分ける(感染拡大防止)

・処理する人はガウンやマスク、手袋を装着。足下もビニールで覆いウイルスを広げない

・嘔吐物が乾燥し空気中に浮遊する前に素早く処理

(凝固剤の使用やピューラックスといった次亜塩素酸での拭き取り)

 

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これからインフルエンザやノロウイルスが流行する時期を迎えますが、

集団感染や二次感染を引き起こさないよう、きちんと対処できるようにしておくことが大切だと感じました。

小澤


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2019年10月17日 (木)

認知症についての研修をおこないました:いっぷく2番館

9/25に介護老人保健施設いっぷく2番館の職員を対象に、認知症についての研修を行いました。

講師は野地看護師長です。

 

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認知症の方の体験世界について、

・「どこ?誰?なぜ?」の不可解なことの連続である

・周囲とうまく伝えあったり関わったりできず世界がつかめずぐらぐらする

・自分自身が壊れていく、おぼろになっていく

などが挙げられました。

 

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また認知症の方との接し方も学びました。大切なことは、

・自尊心を傷つけない

・相手の視野に入って話す

・ゆったり、楽しく関わる

・感情に働きかける

・簡潔に伝える

などです。

 

研修に参加した職員からは

「普段業務の中で自分の認知症の方とのかかわり方がまだまだ不十分なところや、

業務中心になってしまっていることがたくさんあると振り返ることができた。

今回の研修をもとにこれからの業務に生かせるよう努めたい」

といった感想が聞かれました。

小澤



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2019年10月15日 (火)

広報誌「いっしょに」完成

このほど、医療法人社団しただの広報誌「いっしょに」が完成しました。

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今年度、かもしか病院の外来の体制が大幅に変わったことに伴い、今号の広報誌「いっしょに」では

 ・かもしか病院外来のご案内

・かもしか病院外来医師へのインタビュー

 

を主に取り上げました。

 

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月曜~火曜、5名の医師それぞれにインタビューを行いました。

 

インタビューは、どちらかと言えばおしゃべりをしているような感じで、時々笑いを交えながらの楽しい時間でした。

 

記事では趣味、休日の過ごし方、学生時代のお話・・・など、医師のプライベートに迫っています。

 

「実は津軽三味線の師範」「坊主頭にしている理由」「趣味は競馬」などなど。

(私はこのインタビューがきっかけで、新潟競馬場や津軽三味線の発祥地:青森県金木町の津軽三味線全日本金木大会にも行ってみました。全然詳しくないですが楽しめました。)

 

“医者って真面目で気難しい人が多そう”。

そんなイメージが吹き飛んでしまうような内容になっています。

 

広報誌「いっしょに」は医療法人社団しただのホームページにて公開しています。

ぜひご覧ください。


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小澤


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2019年10月11日 (金)

小学校の音楽発表会に招待されました!

介護老人保健施設いっぷくには三条市立森町小学校の3年生が来訪してくれますが、

今回はなんと「しただの郷学園 小学校音楽発表会」に招待されました。

9/25、ご利用者3名と音楽発表会に行ってまいりました。

 

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下田地区の小学校5校(森町、飯田、長沢、笹岡、大浦小学校)の5,6年生が森町小学校に集結し音楽発表会が開催されました。

 

「今の小学校は校舎が立派でキレイなのねぇ」

「隣の家の〇〇ちゃんも出るんだろっか?」

 

とご利用者は発表会が待ち遠しいご様子。

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各小学校、素晴らしい合唱や合奏を発表してくれました。

子どもたちの一生懸命な姿にご利用者のみなさんも釘付け。

「情熱大陸」「パプリカ」「君をのせて」「小さな恋のうた」など今どきの歌も多いなか、

個人的に親しみを感じたのは森町小学校の「今日から明日へ」という合唱曲。

実は私も小学6年生の合唱発表会で伴奏をしたのでとても懐かしく感じました。

 

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発表会が終わって校舎から出る途中、通路の手すりにはざ掛けを発見。

おそらく学校田で収穫したお米だと思われます。

 

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「あら~はざ掛け。懐かしいわね~。今はこうやって干さないから」

 

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帰りの車の中では

「今日は楽しく、いい1日だった」「元気をもらいました」「またお願いします」と大変喜ばれました。

 

森町小、飯田小、長沢小、笹岡小、大浦小のみなさん、

この度はすてきな音楽発表会にお招きいただきありがとうございました。

小澤


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2019年10月10日 (木)

森町小の3年生と交流会&ご利用者104歳のお誕生日会

9/20、介護老人保健施設いっぷくで森町小学校の3年生と交流会がありました。

2学期も元気いっぱいにやって来てくれました!

 

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リコーダーの演奏と合唱を披露では

「茶摘み」「かたつむり」「なべなべそこぬけ」などご利用者にも馴染みのある歌を沢山歌ってくれました。

 

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子どもたちが作ってくれたおもちゃで遊びました。

さいころを器用に手作りしたり、身の回りのものを上手に使った工夫いっぱいのおもちゃにはいつも驚かされます。

職員も混ざって楽しく盛り上がりました。

 

そして本日は、9月にお誕生日を迎えられたご利用者とこちらの女性ご利用者のお誕生日会も。

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この日、104歳のお誕生日を迎えられました。

 

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子どもたちが「ハッピーバースデートゥーユー」を歌ってくれ、ご利用者には花束が。

 

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いつもは車いすに座っていらっしゃるご利用者ですが、立ち上がって何度も「ありがとう、ありがとう」とおっしゃる姿が印象的でした。

私もそうですが誕生日を迎えると「またひとつ歳をとってしまった」と思う方もいらっしゃると思います。

ですが今回のお誕生日会を見ていて、いくつになってもお祝いしてくれる人たちがいると「〇歳も元気に過ごそう」と前向きになれるのではと思いました。

 

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森町小学校のみなさん、素敵な交流会とお誕生日会をありがとうございました。

小澤


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2019年10月 8日 (火)

いっぷく2番館、少人数でも本気の避難訓練

9/19に介護老人保健施設いっぷく2番館において消防署の立会いのもと、火災を想定しての避難訓練を行ないました。

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出火場所は3Fユニット畳スペース。

消火器での初期消火に失敗→3Fのご利用者に見立てたダミーを2Fへ避難させるという流れです。

 

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初期消火対応のあと、ダミーを迅速かつ安全に避難させます。

近くのご利用者が「わたしはどうすればいいの?どこに行けばいいの?」と不安になるほど緊迫した訓練でした。

 

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職員一人に消防署の方も一人ついて職員の動きを細かくチェック。

 

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寝具用品も上手に使ってダミーの避難に役立てました。

 

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ダミーの避難誘導が完了したユニットの入り口にはチェックマークを付け、

避難誘導のし忘れがないかどうか一目で分かるようにしました。

 

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参加職員が10名弱と少人数での訓練で、2Fと3Fを行ったり来たりかなり大変だったように思います。

ですが「大丈夫だからね」「また来るからここで待っててね」とご利用者を安心させる声かけも忘れません。

 

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最後に消防署の方から講評では

・緊張している職員も多かったようだがスムーズに訓練できていた

などおおむねよい評価を頂けました。

 

避難訓練おつかれさまでした!

小澤


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