いっぷく卒業セレモニー開催:老健いっぷく
5/30に介護老人保健施設いっぷくのデイケアサービスで、ご利用者Yさんの「いっぷく卒業セレモニー」が行われました。
Yさんが「いっぷくを卒業することになったら卒業式をしてほしい」と仰っていたことを職員が覚えており、この度晴れて卒業セレモニー開催に至りました。
スタッフルームに行ってみると「見て~!Yさんの賞状作ったの~。額縁にも入れたよ。きっと喜んでくれると思う!」と職員。早くもお祝いムード一色です。
どなたが賞状を渡すのか聞いたところ、施設長が不在のため、急遽リハビリ課課長の本田さんが当施設を代表してYさんに賞状をお渡しすることになったそう。
「本当に俺でいいのかな~。すっごい緊張する~!」と本田さん。
「何言ってんのよ~適任じゃない!ていうか全然緊張しているように見えないけど!アッハッハ!」と後ろの方で女性職員。職員も大盛り上がりです。
卒業セレモニーはデイケアサービスのご利用者が集まるデイルームにて執り行われました。
しんみりしたムードは全くなく、馴染みのご利用者や職員の笑顔、大きな拍手、時々笑い声に囲まれた大変和やかな卒業セレモニーとなりました。
ご自宅にお送りする前の一コマ。ご自分の足でしっかりと歩き玄関に向かわれました。
リハビリテーションを頑張ってこられた賜物ですね!
職員は「Yさんまたね~。バイバイ!」「わたし通勤のとき毎日Yさんちの前通るからさ、8時10分くらいになったらお外出ててよ~」「卒業してもまた遊びに来てくださいね」
と会話を交わしてお見送りしました。
Yさんについて支援相談員の味田さんにお話を伺いました。
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利用当初から関わらせていただいた職員は「内向的で年齢よりもずっとお年に見えた印象だった」と言います。
ご病気により61歳で当デイケアサービスの利用を開始しました。当時は意欲の低下や食欲不振、周りへの関心も薄れていたようでした。
ご家族からも利用に際し「本人は否定的で文句も言うかもしれませんがよろしくお願いします」とのことでした。
そして9年という歳月が流れ、今回の介護保険の更新においてご本人、ご家族の希望にて
介護保険の更新はせず、ご自宅で頑張ってみるとのお話を担当ケアマネジャーさんからお聞きしました。
ご本人の現在のデイケアサービスでのご様子ですが、自主的にプログラムをこなし、脳トレ用のプリントの活動では同席の方にアドバイスをされたり、
ご利用者様からも「師匠、先生」などと呼ばれている様子を何度となく拝見したことがあります。穏やかに過ごされるなかでご本人も卒業の決断をされたのだと感じました。
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Yさん、この度はデイケアサービスご卒業おめでとうございました。
これからも変わらず元気にお過ごしください。
小澤
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