心と体のセルフメンテナンス
2/20に介護老人保健施設いっぷくでは「一般社団法人セルフアドヴァンス協会」の代表理事 水科江利子先生をお迎えし、「心と体のセルフメンテナンス~支援者のための支援~」の研修を行いました。
つまり、支援者=職員。今回は職員の「心と体のセルフメンテナンス」なのです。
一般社団法人セルフアドヴァンス協会では、フィットネスやセラピー、ワークショップを通して脳と心と体が豊かになるための活動を行っており、新潟県をはじめ県外でもその活動を広げています。
“支援者のための支援”ということで、介護をする人が健康でいられるために・体と心を楽にするために必要なことを学びました。
ペアになって背中や脇腹、お尻といった自分ではケアしにくい場所をお互いにもみほぐします。相手の体をひたすらチョップ。
すると上体を後ろに反らしたり起こしたりといった運動で「さっきよりもやりやすくなった!」、横で見ていたペアの職員も「さっきより全然柔らかくなっている!」と驚きを隠せない様子。
お互いを褒めまくろう!ということで、どんな些細な事でもいいので相手のいいところを伝え合います。
なかなかの盛り上がりで、みなさんが具体的にどんな言葉をかけていたのか聞き取れませんでしたが・・・職員の笑顔から察するに、きっと嬉しい言葉をかけてくれたのでしょう。
自分が発した言葉を最初に聞くのは自分。心と体と脳は密接に関わっています。投げかける言葉はマイナスな言葉よりはプラスな言葉のほうが相手にとっても自分にとってもいい。
そんなことを水科先生はおっしゃっていました。
最後に筋膜ケアを行いました。
筋膜とは、筋肉についている薄い膜のことで、この筋膜をほぐすと血管やリンパの流れがよくなり、人が本来もっている機能を回復したり活性化する効果が期待できるそうです。
研修が終わると「体も心も楽になった」と言ってすっきりとした表情でそれぞれの業務に戻っていきました。
ケアをする人の為のケアについて考えたこともなかったですが、まずはケアをする人が自身を労わることが質の良いサービスを提供するうえでは大切なことだと感じました。
水科江利子先生、このたびはありがとうございました。
小澤
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