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2018年12月21日 (金)

職員へインタビュー!第三弾~介護職員編~その1

前回はかもしか病院の理学療法士 脇本さんに理学療法士の役割やかもしか病院のようす、職場環境についてお話を伺いました。

今回は介護老人保健施設いっぷくの介護士・支援相談員の味田さんにお話を伺いました。


-----介護のお仕事をしようと思ったきっかけを教えてください。

義理の父が亡くなったことがきっかけです。

当時は「亡くなる前にもっといろいろなことをしてあげればよかった」とすごく後悔しました。

「自分よりも早く亡くなってしまうかもしれない高齢者に対して、色々な手助けができる仕事をしたい」と思い転職しました。

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-----以前はどんなお仕事を?

商品の企画・開発をしていました。畑違いの業界から来たんです。

当初は専門用語も分からない、全くの無資格、未経験からのスタートで不安でした。

しかし採用面接の際に北澤理事長が

「つらい思いをしている人にお医者さんがお薬を出して痛みをとったり和らげたりすることはとても大切なこと。でも介護という仕事もそういう人たちのお薬に代わることができるんだよ」

とおっしゃったんですよね。これが決定打となりました。

 

-----介護職の魅力は何ですか?

本当は家族が介護できれば一番いいのだろうけれど、いろいろな事情があってそれが難しい人もいます。だからわたしたちのような介護士がいるのですが。

認知症のご利用者が徘徊したりいろいろなことを言ったりするけれども、わたしたちがそばに寄り添って話を聞いてあげるとそれが落ち着く。

そのときに「ご利用者のお薬の代わりになっているんだな」と感じますね。

それと自分の思うように身体が動かせないことで気持ちが沈んでしまっていたご利用者が “こんなことが出来るようになった”という夢や希望が見つかる、そんな瞬間に立ち会うことができることですね。

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-----具体的な出来事があれば教えてください。

あるご利用者が亡くなった旦那さんのお墓参りの前にお墓掃除をしたいと。

シルバーカーを押してやっと歩いている、という方だったんですが転んで怪我をしてしまって、そのまま病院から施設へ。

本人は「もう体は動かせない」と諦めていたのですが、お墓参りに行きたがってることを職員は知っていたので、送迎車に乗せてお墓参りに連れていったんです。

そうしたらそれまで「リハビリなんて絶対にしない」と言っていたのに「リハビリしようかな」って言ってくれたんです。

そういったきっかけを作ることができて嬉しかったですよ。


次回に続きます。

写真:木村 記事:小澤 


医療法人社団しただ リクルートサイト

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