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2018年4月19日 (木)

新入職員研修のようす④~認知症、高齢者虐待防止について~

研修2日目の5コマ目 介護老人保健施設いっぷくの佐藤看護師長、捧介護主任による認知症についての講義・認知症の方との交流、

6コマ目の介護老人保健施設いっぷくの野地看護師長による高齢者虐待防止についての内容です。

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◎認知症を引き起こす主な病気、それぞれの症状

・アルツハイマー型認知症

⇒記憶障害(体験そのものを忘れてしまうので思い出すことができない)

判断能力の低下(料理の際にどの具材を使うのか分からなくなるなど)

見当識障害(今日の日付が分からなくなるなど)

・レビー小体型認知症

⇒幻視

パーキンソン病に似た症状(手が震えるなど)

あたまがはっきりしているときとそうでないときを繰り返す

  

・脳血管性認知症

⇒脳梗塞や脳出血などが原因。言語障害や身体の麻痺などが出ることも。

 

認知症、アルツハイマーなど言葉は知っていたけれど、それぞれの違いや意味までは詳しく分かっていなかったのでこの研修で知ることができてよかったです。

認知症の方との交流では、意思疎通が思うようにいかずもどかしさを感じたこともありましたが、焦らず、相手のペースに合わせてゆっくり交流するということを心がけました。それでも認知症専門棟を出る際、お話していた方のほうを見たらぐったりしていたので、疲れさせてしまったかなと反省しています。

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つづいて高齢者虐待防止についてです。

高齢者への虐待はどの家庭でも起こりうる問題だそうで、決して他人事とは思っていけないと感じた講義でした。

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◎高齢者の虐待の分類

・身体的虐待

⇒たたく、つねる、殴る、蹴る など

・介護、世話の放棄放任

⇒入浴や散髪をさせない、食事や水分を充分に与えない など

・心理的虐待

⇒怒鳴る、ののしる、子供のように扱う、高齢者が話しかけきても無視をする など

・性的虐待

⇒懲罰的に裸にしての放置 など

・経済的虐待

⇒日常生活に必要なお金を渡さない、高齢者の預貯金を本人の許可なく使う など

   

新潟県における養護者による高齢者虐待件数は、年間500~600件ほど。

虐待の種別は、身体的虐待が72%、心理的虐待が42%、介護・世話の放棄放任が20%、経済的虐が11%、性的虐待が0.4%(平成27年度)

 

自分の周りで高齢者の虐待について見聞きしたことがなかったので過去のニュースを調べてみました。

それによると、デイサービスやデイケアサービスに積極的に通わせていても実は家では虐待されていた、という例もありました。

養護者に怯えて虐待されていると言い出せない状況がたくさんあるようです。

こういったことから、高齢者への虐待を防止するためには、地域と積極的に関わるなど「外部に開かれた施設」を作っていくことが大切なのではないかと考えました。

M.O

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