三条の「ご用聞き笑店街」について、もっと聞いてみました
以前このブログでご紹介した「ご用聞き笑店街」。
今回はご用聞き笑店街について「家庭用品センター マルチョー」(東三条1丁目16-5)の丸山様にお話を伺うことができましたので、前回よりも掘り下げてご紹介したいと思います。
*********************
「ご用聞き笑店街」は三条市内の有志商店19店が中心となって約10年前に始まりました。
地域住民の高齢化により商店街へ来るお客さんも減ってきていたそうで、三条市内の商店街の役員会では、お店に来れないお客さんのために注文を受けた商品を宅配する、会員制宅配サービス「ご用聞き笑店街」が提案されていました。
そんな時に介護老人保健施設いっぷく2番館から「うちに出張販売に来てくれないか」と声が掛かったそうです。
マルチョーの丸山さんは、
「あの時、いっぷく2番館さんからのお声掛けがなかったらほかの施設に出張販売していたかもしれない。ご用聞き笑店街は小さなお店の集まりなので、出張販売に割く人員や日程の確保が難しく、なかなか他の施設に出店したくてもできないのが現状」
とおっしゃっていました。
良い時期に、ご用聞き笑店街と介護老人保健施設いっぷく2番館の都合がマッチングしたというわけです。忙しいなか時間を割いて月に3回も介護老人保健施設いっぷく2番館に来てくださるご用聞き笑店街のみなさん、本当にありがとうございます。
そんな大忙しの「ご用聞き笑店街」の日頃の宅配は、注文を受けた翌日に配達。
なかなか大変そうだなぁなんて思いましたが、宅配をしながら自分のお店の宣伝もできるから勝手がいいし、地域との関わりが大きく、地域の見守りにも繋がっているそうです。
ある時、商品の配達に伺ったら家の人が倒れていた・・・
急いで救急車を呼んで、最終的にその人は助かった、そんなエピソードも教えてくれました。
少子高齢化や個人の価値観の多様化で地域のつながりの希薄化が進むなか、
いつも街を見守る・見守ってくれる、地域と積極的に関わる姿が、三条市の中心街、その周辺地域にはあって、それが暮らしやすい地域を作ることにつながっているのかなぁと思いました。
M.O
-------------------------------------------------------
医療法人社団しただ リクルートサイト
コメント