下田の春
平野に比べ少し遅かった「春」がようやくその姿を現しました。
●いっぷくの桜
長野地区にある「いっぷく」の桜は徐々に華やかさを増し辺りに彩りを与えます。桜開花のこの時期、せっかくなので座ってゆっくりと楽しんでいただくためにベンチを用意してみました。
晴れた日は青空を背にした景勝八木ヶ鼻を楽しむことができます。
今年の「いっぷく桜」は今週一杯楽しめそうです。
●長見寺の水芭蕉
森町から加茂市へ抜ける途中に新屋という地区があります。不思議な茶釜が所蔵されているという曹洞宗長見寺では水芭蕉を見ることができます。
水面に映り込む木陰が更に水芭蕉を清らかに引き立たせていました。
●漢学の里
道の駅ともなっている漢学の里。すぐ目の前には「行不由径」(行くに径《こみち》に由《よ》らず)を座右の銘とした下田村出身の諸橋轍次博士の生家があり、記念館とともに見学することができます。
博士が14歳まで過ごしたという桜咲く小高い丘にあるこの生家から望む春の麗らかさは、当時と変わらぬ景色なのではないでしょうか。
所々に残る雪もあと僅か。田んぼでは田起こしも始まり、美味しい下田の特産物がいよいよ目を覚まします。
マラソン、自転車、オートバイにドライブ、GWに下田の春を楽しんでみては如何でしょうか。
T.M