駅伝参加記!!
10月7日に、三条市主催の駅伝大会がこの下田地区で開催されました。
三条市内から、少年野球チームや消防署チームなど様々な人たちが参加され、
稲刈りの終わった秋の下田路を気持ちいい汗と一緒に走り抜けていました。
当法人も2チーム結成され、私も「いっぷくBチーム」として参加させて頂きました。
当日は秋風そよぐ中、絶好のマラソン日和となり、沿道には大勢の方々の声援も
聞こえていました。
全長約15㎞を6区間に分かれてたすきをつないでいくこの駅伝。私は第4区2.7㎞を走りました。たった2.7km。
その「たった」というおごりが、後々自分を苦しめようとは、スタート前の私は思ってもみませんでした。第1区スタートの連絡を受け、そわそわドキドキしながら前走者を待ちわびていました。そしていざ、襷を受け取り、いよいよ私もスタートです。
始めの1kmは快調に、小学生を1人2人とかわしていき、「若人よ、30歳のおじさん!?でも2.7㎞くらいならまだまだ若さにはまけませんよ」と思いながら秋風を全身に浴び、下田路を気持ちよく走っていました。
しかし、半分くらい走ってからでしょうか、急に足が上がらなくなり顔も引きつり息もゼイゼイ・・・・後ろを振り向けば、先程追い越したはずの小学生が急接近。
歩幅の小さな音が「パタパタ」とかわいらしく近づいて来たと思ったら、あっという間にパタパタと遠ざかっていき、私も必死に「ドタバタ」とくっついて行こうとしたのですが・・・・諦めです。小学生に振り切られ、小学生の小さな体はみるみる遠ざかって行き、沿道からは、「ほらっ、小学生に負けないで頑張って!!」と。もはや足を動かしているのは気力のみ。
体からは「あきらめろ!歩け!」という指令が脳に飛んでいます。
しかしここで歩いたら、仲間に何を言われるか分かりません。
日ごろの運動不足を痛感しつつ、けれど気力だけを頼りに懸命に走りました。
2.7㎞の距離を「たった」と思っていた自分に恥ずかしさを感じながら、何とか無事完走・・・・本当にきつい2.7㎞でした。運動不足、メタボリック進行中、そして「たった」と思う自分のおごり。
負の要素をたくさん持っている私では小学生にも勝てませんでした。
しかしゴール後、なぜかとても清々しい気分になり、とにかく完走できた喜びと下田の大自然の癒しを疲れきった全身で受け止めていました。
・・・・駅伝の結果ですが、恥ずかし過ぎて私からは言いたくありません。
同じチームの方々に申し訳なく・・・・
・・・・結果!?結果が散々でも、「でもそんなの関係ねー!!ハイっ、オッパッピー!!」
私が言うのもなんですが、私自身結果の悔しさよりも、地域の方々と一緒に気持ちのいい
秋風舞う下田路を走れた事に感動しています。
車社会が当たり前の私達は、普段通勤している道を歩いたり走ったりする事はまず無いのではないでしょうか。走りながら、道路脇の何気ない草花を見て、遠くの山々を見ながら車からでは見ることのできない景色、自然を直接感じ、そして地域の方々と一緒に走って汗をかいてと普段感じることのできないものに触れ合う事ができ、本当に参加して良かったと嬉しく思っています。来年も、そしてこれからずっとずっとこの様なイベントに参加したいと思っています。来年の駅伝は私自身の負の要素を克服してから、今度は記録へのチャレンジもと今から意気込んでいます。そしてまた地域のイベント等に参加し、その中でまた新たな自分が見つけられる、そう思う今日この頃です。
その日自宅に帰り、「パパ~、優麻(私の息子)もマラソンしたい!!走りたいよ!!」と言われ、断ったのですが、夕方の犬の散歩の時に、親子二人+犬、と三人で再びマラソン大会となってしまいました・・・・ちなみに、優勝は、・・・・そうです。我が家の愛犬「ルル」でした。
K.S
(文中の苦しそうに走っている(ように見えて歩いているスピード?)写真は本人です T.K)
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