白衣はないの 2
前回は法人の理念から、制服について書き込みましたが、今回は白衣について
もう少しつっこんで考えたいと思います。
またこのような考え方は、私たちの法人においての考え方ということを
ご了解下さい。
・色についての偏見
「白」の潔白純白清純という様なイメージが「白でないもの」を差別しているという考え方です。
白人や黒人などの人種差別的な問題などは「色」に関する典型的なものでしょう。
簡単に言えば白いブラウスが似合う女の子が必ずしも清純とは限りませんよね?
(個人的には白いブラウスが似合う女の子は大好きですが・・(笑))
・白衣は清潔という妄想
医学的に清潔というのは、人間にとって有害な雑菌やウィルスが無い、または少ない
状態を表しています。
白だから菌やウィルスが少ないということはありえません。
また白衣だから汚れが早くわかりやすい、という説もありますが、皆さん通常
毎日着替えますよね?私服で毎日同じ服装ということはありえないと思うのですが。
逆に上着として白衣・制服が支給されたらそれも毎日洗濯するということでしょうか?
複数の上着を支給されてもそれはなかなか厳しいのではないでしょうか。
逆に同じ白衣を毎日着てしまう傾向も、一部医療機関にはある様な気がします。
・白衣の位置づけ
やはり「白衣」というイメージについて考えなければいけないと思います。
医師・看護・介護という「私たちは医療者なんです!」という立場を鮮明に相手に与える効果が考えられます。
そこで「医療者」と「患者」という上下関係のが形成されてしまう事が十分に考えられます。
また権威付けのために「白衣」が利用されることも時として見られます。
私個人がニュースで見たのですが、ある大学病院関係者と自治体の長が自治体の建物で会議をする際になぜか病院関係者が白衣を着ている映像が流れていました。権威付け以外なにものでもないですよね、この場合の白衣は。
本当に長くなりました。このお話次回で終わりますが、次回は「制服」そのものについて考えたいと思います。 T.K
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