高齢者虐待防止の研修を行いました:いっぷく2番館
6/26に介護老人保健施設いっぷく2番館の職員を対象とした、高齢者虐待防止の研修を行いました。
高齢者虐待とは、高齢者が他者からの不適切な扱いにより権利利益を侵害される状態や生命、健康、生活が損なわれる状態に置かれることをいいます。(厚生労働省マニュアルより)
身体的虐待、介護・世話の放棄・放任、心理的虐待、性的虐待、経済的虐待があります。
研修では高齢者への虐待を取り上げた新聞記事をもとに、高齢者虐待の実態を学びました。
また「虐待の芽チェックリスト」※をもとに、虐待の芽や不適切ケアを自己チェックし、日々の振り返りの時間となりました。
※(公財)東京福祉保健財団高齢者権利擁護支援センター作成
後半では日本看護協会倫理綱領の職業倫理部分について学びました。
倫理とは、仲間の間での決まりごとや守べき秩序をいいます。
医療倫理の4原則(患者の自律性の尊重、患者に害をなさない、患者の利益の追求、正義・公正)について、看護職員だけでなく介護、リハビリなどそれぞれ自分の職種に置き換えたうえで再確認しました。
研修に参加した職員からは、「虐待の事例について周りの職員と話し合い意見を共有して虐待について深く知る事が出来た」「医療倫理についてどのようなものなのか理解できた。ご利用者に寄り添える介護をしたい」といった感想が聞かれました。
小澤
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