医療法人社団しただ・社会福祉法人しただの平成30年度入職の職員を対象とした「3カ月フォローアップ研修」がかもしか病院にて行われました。
研修目標は「研修を通して業務上の悩み・疑問等を解決するヒント・アドバイスを得る」です。
法人教育委員会による事前アンケートで
・職員同士やご利用者、ご利用者ご家族とのコミュニケーションについて現在感じていること
・業務で求められる知識や技術について現在感じていること
などについて答え、それを元にかもしか病院の新飯田療養部長による講義が行われました。
以下、講義の内容について大まかにまとめてみました。
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〇知識や技術がないと感じ、その結果自己否定をしてしまう新入職員が多くいる
⇒先輩は新入職員に出来ないところや苦手なところを優先的に教えるからである。(早く戦力になってほしいため)
自己否定感を克服するためには…
・自分の欠点ばかりを見つめない
・他人と自分を比べることをやめる
・寝る前に今日頑張ったことを思い浮かべる
〇ご利用者を全人的に理解するにあたって
⇒人は単なるパーツの集まりではなく、身体と心は密接に繋がっている。だから特定の部位や疾患に限定せず、ご利用者の社会的側面も含めて看ることが大切である。
〇今、やるべきでない仕事をやってしまった
⇒目の前のことに手一杯で全体を見ることができず、物事の優先順位をつけられていないことが原因。どうやったら優先順位がつけられるようになるかは業務に慣れるしかない。
〇予測することの大切さ
⇒予測しながら会話や仕事をすると、思考力を鍛えることができる。
そうすると周りの様子を瞬時に察知できるようになり、それは自分の環境にも置き換えることができる。日々の業務においても予測し、それが合っているかどうか確認することが大切。
<研修を終えて>
この研修に出席したほとんどの職員が同じようなことを考えていたり悩んでいるということが分かりました。
私自身もそうなのですが、今回この研修に出席した職員も「業務に対して知識や技術、経験がないことにすごく不安を感じている」職員が多いということでした。
しかし、採用されたばかりの職員に求めるものは知識や技術といったものよりも、「ご利用者に優しく接することができるか」、「職場の仲間といい関係を築いて仕事ができるか」といった人間性を重視しているというお話を聞いて、なんだか少し気持ちが楽になったような気がしました。
ですが1日でも早く業務を覚えるためには、研修の内容でもあった「予測すること」が大切で、他の職員がしている仕事を見て「自分ならどうするだろうか」という予測を立ててシュミレーションをすることが大切だと思いました。
今回の研修内容を今後の業務においても活用していきたいと思います。
M.O
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