介護老人保健施設いっぷく 安全運転講習会
私たちの施設には、デイケアサービスやショートステイなどのサービスのためにハイエースやキャラバンなど大き目の送迎車両がたくさんあります。その車両を用いての講習会の様子が送られてきました。
t.k
さる1月17日に介護老人保健施設いっぷくを会場として社会福祉法人しただと医療法人社団しただ合同での安全運転講習を行いました。
今回は三条警察署から講師のご協力を頂きました。
何もやましいことなど無いにもかかわらず、何故かドキドキする参加職員一同でした。
はじめに実技講習から始まったのですが、テーマは車幅感覚の確認です。
直径8mの円形に設置したパイロンの中に、進入させた車輛を切り換しして出ていくという至ってシンプルなお題に参加者の緊張は緩み、楽勝な空気が漂ったのですが・・・・
下の図がお題です。ちょうどタコ壺の中で方向転換する感じですね。
用意された車輛は普段の送迎で使用しているものです。全長が5メートルを超えるロングボディで、最小回転半径(ハンドルを目一杯回しきった状態での回転半径)は6メートル。
この数字だけでも難易度がお分かり頂けるかと思いますが、この時点で当の参加者はこの実態にまだピンときていません。。。
順番が回るまでの間、外野となる参加者は好き放題にあーだこーだと分析してダメ出しを送り続けるのですが、いざ自分が実技を始めるとどんどん焦った表情へと変わりました。
つまり、結論を申し上げますと激烈に難しく、合格と言えそうな参加者は8人中2人くらいでしょうか。皆、パイロンに接触したり円の中で十数分間右往左往する状況だったのです。
普段の送迎で今回のお題のような場面に遭遇しそうなときは回避行動を取ります。ですので、ご利用される皆様はご安心ください。
しかし、乗り慣れた車輛で車幅感覚も充分に理解していると思っていても実際の距離感というか目測というものとはズレがあるものと実感することができ、大変有意義な実技講習となりました。
そして講習は後半を迎えまして室内での講義。ドライバーの責任の重さや、通り慣れた道での注意点などについてビデオを交えて学びました。
私たち送迎は同じ道を何度も通ることが当たり前なのですが、通る時間や天候によって状況は常に変化しているといったことを念頭に改めて気を引き締め、自分の感覚を過信せずに安全運転を誓うことができた講義でした。
今回、寒い中にもかかわらず安全運転講習にご協力いただいた三条警察署に厚く御礼申し上げます。
T.M