老健いっぷく リハビリ機器を自作する
(左:作業療法士s.k 右:総務施設管理課t.m)
老健いっぷくのリハビリ課、作業療法士s.k君よりリハビリ機器の製作依頼がありました。
聞くと、「筋力低下など様々な原因により自分で手足を動かせない人に、軽いながらも負荷をかけ、使えない状況である関節や筋肉に刺激をあたえ、状況の改善を図る」そんな自主運動の道具がほしい!とのこと。一般的には「リハビリ用スケートボード」と言われているようです。
リハビリ器具というのは数が多く作られている訳ではなく、そのせいで価格がやけに高い。カタログを眺めても3~4000円ぐらいかな、という商品が平気で5万6万することが多々あります。だったら自前で作れないか?安心してください、以下略。
道具の仕様を決めるため、更に詳しく質問してみたところ、構造自体は単純なようです。
それは、ご利用者体重が器具に全て掛かるわけではなく、主な材料は近隣のホームセンターですべて揃いそうです。
必要な道具と材料を集めて制作に取り掛かって2時間、正確に言うと型紙制作に1時間かかったので合計3時間を要して完成しました。
腕用の器具です。下部にキャスターがついており、机等に載せて少ない力で移動させます。手のひらから肘までを固定し、肩関節と肩甲骨、その周辺の筋肉への刺激を意図します。
足用の器具です。いすに腰掛けて使用します。キャスターは足用という事もあり、腕用に比べ比較的堅牢なものを選択しています。股関節、膝関節、足首関節各々の周辺筋肉の刺激を意図しています。
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材料
ボールキャスター、スポンジシート、5㎝幅面ファスナー(オスメスがひとつになっているもの)、12mm厚集成材、ボルトナットのセット
基本的に「足用」「手用」ともに同じなのですが、「足用」には多少なりとも荷重がかかるので堅牢なボールキャスターをセレクトしています。
※ボールキャスター「手用」600円、「足用」3200円
足用=5200円、手用=2000円
道具
電動糸のこ、紙やすり#240、レンチ、ネジ
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※他に材料があるとすれば。「創意 工夫 好奇心」でしょうか。
s.k /t.m/ t.k
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