障がい者就労支援団体が、かもしか病院でパソコン出張解体
よく聞くお話で、「エコをうたい文句にした商品は売れない、エコはあくまで付加価値である」というものがあります。
たしかにtoyotaのプリウスは燃費が良いので売れているのであって、エコというのは購買者にとってはあくまで後付、ガソリン代が安いから、という事ですよね。
本題です。
12/16に「新潟県基板ネットワーク」の「のんぴーりアクシス」「またたびの家」がかもしか病院でパソコンの出張解体作業を行いました。
この「新潟県基板ネットワーク」というのは、障がい者就労支援施設が県内でネットワークを作り活動しているものです。
この活動内容がすばらしく、廃棄パソコンの回収、分別等を行うのですが、情報がつまった「HDD」をその場で「読み取りができないように破壊」するという事なんです。
今まで当法人では個人情報のつまったPCのHDDをソフトで論理的に消去していました。しかしHDDを読み取りができないようにする、一番確実な方法は「HDDに物理的な傷をつける」という事なんです。
しかし、今回溜まっていたPCの台数は60台+サーバー1台+換装したHDD10個ほど。消去ソフトを使って行うにしても1台40分~60分。かなり困っていました。
まさに渡りに船、大海に木片、地獄に仏 です。
ともかく写真ご覧ください。
はじめに、パソコンのケースからHDDを取り出す作業を行います。メーカーや機種によって取り出し方がバラバラなので大変です。 HDDの換装をした経験から、富士通がよく考えられた設計で、比較的取り出しやすく整備性がよく考えられているな、と思います。余談でした。
取り出したHDDに傷をつけて、使用不可能にする作業です。
パソコン等を回収してくれる会社はあります。無料のところも、場合によってはデスクトップであれば1台100~500円、ノートであれば500~1000円で買い取ってくれる会社もあります。
しかし、このように私たちの事業所まで出向いて「HDD解体」というところはないのです。
医療法人が使用したPCには、施設を利用した方々の個人情報が満載です。それがこのように目の前で誰にも見ることができないようにして頂ける。最高です。
この「HDD破壊」となると作業のピッチが上がります。「がしがし」とハードディスクに傷をつけていきます。
HDD、しっかりと傷がついています。ここまでやれば、まあ復元は不可能でしょう。
お昼は「いっぷく食堂」、わたしもご一緒させて頂きました。
この日は「カツカレー」と「オムレツカレー」。全員大盛りです。
いっぷく食堂フロアスタッフの梅田君と井上さんが偉く緊張されていました・・・。
ごちそうさまでした!
この日は9:30から作業が始まり、最終的に14:00まで作業が行われました。
冒頭にプリウスの話を書きましたが、なにかしらメリットが無いとお仕事はお願いしにくいものです。義理や人情ではなかなか続かない。しかし今回は当法人が支払うものなし、無料です。メリットしかありません。
そして皆さんはこの回収したPCの基盤から出る金属を分別して、収入としています。
なおかつ、この「新潟基板ネットワーク」の「のんぴーりアクシス」さん、「またたびの家」さんは障がい者就労支援施設。お仕事お願いする=障がい者施設への協力→社会貢献!
社会貢献、気持ちいい~!。
なかなかありませんよ、仕事して気持ちいこと(笑)。いかがですか、気持ちいいこと。
のんぴーりアクシスとまたたびの家のみなさん、本当にありがとうございました。
※連絡先は後日掲載します。
t.k
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