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2012年10月25日 (木)

歯科診療所の診療方針

現在の下田地区は、歯科医療に関してまだまだ十分整備されたとは言いがたい現状にあると考えています。下田地区の入り口付近には歯科医院はありますが、山沿いの地域では歯科医院は存在しません。車などの移動手段がない、サポートしてくれる周りの方がいないという環境にある方は、通いたくても通えない状態です。そのため、このぐらいなら通わないで我慢する、という方も多いのではないでしょ うか。歯科医院に通うことが気軽ではない、という方がまだ多く存在していると思われます。

どうしても痛くて耐えられないようなときや、症状がずいぶんと悪化してからでないと歯科を受診しない。このような現状では歯科医療はすべて後手後手に回ってしまい、本当の意味での医療の提供は難しいと考えています。
目指す医療は、地域の皆様のお口の中を健康にする「歯科医療の底上げ」です。まだ、手が差し伸べられていない方への医療の提供、歯や口の健康づくりへの意識改革です。それによって、食べる、話すなどの人としての大きな喜びを地域の皆様と共感していきたいと考えています。

診療室で待っているだけでは目指す医療の実現はできません。地域にどんどん出て、お年寄りの方、障がいのある方、介護が必要な方など、ご自宅で困っている方への支援も大事だと考えています。法人という組織力を活かして、送迎体制も整えていく予定です。また、病院もあるため、医科、歯科の密な連携によりサービスや治療の選択肢を増やすことが出来ます。

地域の方々、施設のご利用者が気軽にご利用していただける歯科診療所を目指して行きたいと考えております。

                              歯科診療所開設準備室
                                歯科医師 奥山次郎

最後に10月22日現在の工事の様子をお伝えします。

正面入口です。入り口脇の化粧パネルの施工が終わりました。
H241022_3

待合室です。間仕切りが出来て全体の様子が分かるようになってきました。
H241022_4

診療スペースです。光の加減で先日とは逆方向から撮影しています。
H241022_5

待合室から診療室入口へのスロープです。
H241022_6

着々とイメージが実際の形となって出来上がってきています。
内装工事が完了すると、更に印象がガラリと変わると思います。