笹団子をつくる
笹団子セット。
私が知らなかっただけかもしれませんが、便利なものがあるものです。
なんでも笹団子造りに必要なもの・・・クマ笹、つげ、団子の素、手引き等々、すべてセットになっていて、あっちこっちへ出かけて準備する手間が省けてしまうのです。
何て素晴らしい。
誰でも造れるのです。あの笹団子が。
だけど「造れる」といっても上手下手はあります。
当然、造り手までもパッケージはされていません。ということで上級者である施設ご利用者からご教授いただきながら、7月11日にみんなでワイワイと一緒につくりました。
ご利用者のみなさん、物凄く早いんです。手を動かすというより、勝手に手が動いてる感じです。この写真は巻上がった笹団子を5個くらいずつにまとめる作業なのですが、どこをどうやってどのように結んでいるのかわかりません。実に手際が良いんです。
あっという間に笹団子でできた『団子山』
食べるだけではなくて継承したいと私は強く感じました。
簡単に見えるかも知れませんが、ひとつひとつの工程には理由があります。
団子の量、餡子の量、笹の包み方、ツゲの結び方・・・。
当地の食文化は商業的な発達ではなく、そのほとんどが家庭により考案・工夫・継承されてきたものだと思います。
これからは笹団子マイスターを目指し、一年後はみんなに自慢できるくらいの腕になれるよう頑張りたいと心に決めた私でした。
T.M