ある秋の一日。
ある秋の一日、収穫に恵まれたジャガイモをご利用者様のご家族よりいただきました。いただいた量はナント米一俵分!つまり、60kgです!!
どのようにして調理して皆で楽しむか・・・関係者による緊急会議開始です(この手の会議、異常と思えるレスポンスの良さを見ることができます。なにせ楽しそうな会議は私を含め、関係者みんな大好物です)。
結論!!『ポテトフライをいただこう』に決定です。そして粛々と準備は進められたのであります。まずは、「ジャガイモ」が「調味料」と対峙する構図をご覧ください。
『ジャガイモVS塩のガップリよつ』
と、まあこれらは冗談ですが、気持ちのなかではこれに劣らずガチ勝負でした。
なのに勝ったにも関わらず、なぜかジャガイモも一緒になって調理されたあとの理不尽な写真がこの図です。
『完成図:のり塩味』
そして食物連鎖の頂に立つ人間が食する写真をどーぞ。
『 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・』
普段あまり食されないご利用者も喜んで(いたように見えました)おられました。その理由をちょっとだけ考えてみたら、「時期のものをその時期に食べる」「時期のものこそ無駄に手をかけない」「時期のものには味がある」このようなことに主眼をおいて調理に方向付いたことが、美味しく喜ばれた勝因なのかなと感じました。
その昔、自然と対話しながら育っていく食材を口にされたと思われるご利用者の皆様にとっては、素早く調理してシンプルな味付けで食すことは何よりも自然であり、慣れ親しんだ昔ながらの味ではなかったのではないでしょうか?
ありのままを過ごす事をこんなところにも見つけたような気がしました。
T.M