日常を醸し出すこと その1
先日、ある大きなお弁当のチェーン店が様々な理由で店名が変わることがありました。
別にここでそのお店の広告をするわけではないのですが、そのチェーンのCMで心惹かれる
キャッチコピーがありました。
「幸福はご飯の炊くところにある」
(株式会社プレナス ほっともっと)
文章的に突っ込みどころは沢山あるのですが、言わんとしている所は伝わりますし、その光景も目に浮かびます。家庭でご飯が炊かれるところが想像できます。いいコピーですね。
(このコピーを外食産業がされているところがまた考えさせられることなのですがそれはまた別の話で・・)
日本在住の多くの方々にとってご飯が炊かれる香りは無条件で幸せな思いになるのではないでしょうか?
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< ご飯まだ~?
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それは日常の中の小さな幸福です。そしてその香りは「時」を告げるものとなり生活のリズムを生み出すものにもなると思うのです。
私たちの法人の入居施設のうち、特別養護老人ホームいっぷく、ケアハウスいっぷく、介護老人保健施設いっぷく2番館では入居されている方々の部屋近くに炊飯器があり、人数分のご飯が炊かれます。
食事時になると各個室の中心にあるキッチンからお米の炊かれる香りが漂います。通常の病院などでは、階下の配膳室から全てまとめてカートに載せて持ってきますが、それって味気ないと思うのですが・・・。
しかしながら法律的な縛りもあり我々の施設全てで上記のようなことが実現しているわけではありません。
ただ我々は小さな日常的なことを大切にしたいと考えています。
それは何故ゆえに?それは「その2」で述べさせていただきたいと思います。
T.K