調剤薬局
(以下の文章は当法人の意見や考え方を述べたものではありません。
「調剤薬局」に関してあくまで一人の職員の独り言ととらえていただければ幸いです。)
東京に住んでいた私が新潟に来て、驚いたことのひとつが「調剤薬局」の多さでした。
病院で薬をもらうのではなく、その近所に建てられた「調剤薬局」で薬をもらう。
確かに東京にも調剤薬局はありましたが、新潟ではどんな小さな診療所にも必ずといって良いほどある調剤薬局。
土地の価格が安いことが調剤薬局の事業展開に有利に運んでいる、と、事情に詳しい方からお話をお聞きしました。
確かに診療所に、いつ出るかわからない薬を在庫することや、薬剤師の方によって処方箋を
チェックすることにより、薬害が減らせる、などなどさまざまな利点があると思います。
整理すると、一般的な調剤薬局の利点は
・薬剤師の方から詳しい説明が聞ける雰囲気がある
・ご利用者の併用薬のチェクができる
・診療所の薬剤の在庫に影響されない
・医師、薬剤師による2重チェックができる。
などなど。
ここからは私個人の体験談です。
食事中の方には申し訳ないのですが、先日ひどい下痢と高熱に
悩まされ、近所の診療所で診察を受けました。
本当はこの法人の診療所で診察を受けたかったのですが、なんせ下痢です。
通勤に30分、山道を車で走ることを考えると、途中にトイレなんて
ありません。山道で途中下痢でお尻をさらすことは勘弁ですし、
車、マニュアルなので、クラッチ踏み込むたびに切ない痛みが襲います。
そんな理由で、苦しみながら近所の診療所で診察を受けました。
診察が終わり、薬出してくれるのかなと待っていたら処方箋をもって
薬局に、とのこと。
いやいや、動けないって。おまけに外を見ると大雨。
かなりしんどい気持ちと割り切れない気持ちで調剤薬局まで
50mほど歩きました。この50m、ゴルゴダの丘とも思える距離でした。
そこでまた、待つ。腹の痛みと戦いながら待つ・・・・
そんなことがありました。診療所や病院は体の具合が悪い方が
行くものですよね?どうなんでしょうか?具合の悪い方をたらいまわしにする。そのような印象を持ってしまいました。確かに調剤薬局は前述した利点がたくさんあります。しかし・・・・
大病院の待ち時間もよく話題に上がりますが、結局のところ
医療従事者や医療行政が「ご利用者」のことをどれだけ考えているのか?
これに尽きるのではないでしょうか?
なんかこの国の行政に携わる方々の「知性と思いやり」で
このようなこと、解決できないのでしょうかね。
そんなことを考えつつ、それができているか、わが身を振り返る今日この頃です。
ほんと、同感です!私が今通っている総合病院は、会計で立って待たされるのです。もう勘弁してと思いますよ。病院は本当に苦しい時は行ってはいけません。
投稿: kiki | 2007年6月 1日 (金) 11:04
kikiさんコメントありがとうございます。
>会計でたって待たされる
凄いですね!その病院のどこに目線があるか、はっきりわかってしまう恐ろしい例ですね。基本的に医療機関であろうとも、そこを利用する人は「お客様」であり、医療機関はサービス業だと考えています。当法人もそのようなスタンスで運営されていますが、気を引き締めていこうと考えます。
投稿: 法人職員T.K | 2007年6月 1日 (金) 11:49