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2007年2月14日 (水)

しただの散歩落書帳 その9 鳥の哀しみ

鳥の哀しみは空で死ねない事である。
と どこかで詩人が書いていた。

私の哀しみは空を飛べない事だろうか?
私の哀しみは鳥になれない事だろうか?

舞い上がりたい程の、群青色の空を見上げつつ
冬の道をぼとぼと歩いている私がいた。

Sannpo1 見えるものからしか見えないものは語れない。
と 歌っている詩人がいた。

私の哀しみは見えるもの全てであろうか?

私の哀しみは見えないもの全てであろうか?

いつの間にか、夕陽が輝き、私の小さな想いを
みんな飲み込んでいってしまった。
Sannpo2 北澤幹男

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コメント

「わかることよりも、
 わからないことのほうが多いんだ」
ということを、ふと意識するだけで、
自分が生きて死ぬまでの時間が
なんだか楽しくなるように思えます。

「知っていること」よりも、むしろ
「知っていないこと」に価値を感じるようになりました。

わからないものや、見えないもの、
前は見えていたけど消えてしまったものに、
祈る気持ちにも似ているのでしょうか。

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