下田の夏と捕まえた虫たち
三条市で育ち、下田に住み始めました。住んでみてよかった事・・・夏です。涼しい夜と虫捕りです。基本的に虫は大嫌いなのに、私は今、虫取りに夢中であります。虫とはつまり甲虫であり「カブトムシ」や「クワガタムシ」です。
子供にねだられ嫌々始めた虫捕りですが、今ではナイショに出かけては捕まえてきています。なぜならこんな楽しいこと独り占め以外考えられませんから。
皆さん!虫取りのタイミングは夜です。蒸し暑い夜に近所の街灯を見回し、羽虫が多ければ決行です。
懐中電灯と虫籠を準備し目指すポイントへ向かいます。・・・ポイント? このブログをご覧なられた方にだけお教えいたします。ズバリ「やまなみロード」です。
その日によって「カブトムシ」の多い日と「クワガタムシ」の多い日があるのですが、
なぜそうなのかは考えるだけ無駄なので省きます。皆様も機会がありましたら是非チャレンジください。
くれぐれも遭難しないようお気を付けください。
ところで先日「木にとまっているクワガタムシ」を初めて捕まえました。心の中でガッツポーズ! やはり木にとまっている状態での発見=図鑑で見るあの写真、つまり少年時代の憧れと同時に、自然をおなかいっぱいに満喫できた瞬間でした。
甲虫たちにとって街灯であろうが木であろうが見つかる事には同じかも知れません。
しかし、私は違うように見えるのです。それは木で発見したそれよりも、街灯下では明らかに居心地が悪く、落ち着く場所を一生懸命さがしているように思えます。本人(虫)の意思とは関係なく本能によって「ついつい飛んできてしまったはいいが、どうしようか?」という感じです。やはり虫たちも自身の居たい場所、居るべき場所があるのではないのでしょうか。そしてなによりそれを見受けた側もなんだか嬉しい気持ちになれますし、自然から学んだように思います。
そんな事を思っていたら、ふと施設に勤める自分にも心当たりのあることが一つ。
それは良いサービスの提供を考える上で、ついつい自分を基準にして考えがちでした。(つまり自己満足)
非日常的な演出も確かに楽しいです。しかしそういったほかにも「ありのまま」「当たり前」が、もしかして一番うれしいのではないかという気がしてきました。
意図的に作られたサービスを目指すのではなく、過ごしてきた環境にどこまで近づける(復元)ことを目指すか・・・。
とは言っても、答えは見つかりませんが・・・。
何だかあらゆる物事に対して共通するという気がして。
甲虫と共に「自己満足に陥る虫」も一緒に発見したような気持ちです。型にはまって考えず、気楽に発想できればと思う自分に気付きました。
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