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2006年10月 6日 (金)

しただの散歩落書帳 その7 ヤギさんの秋

とても暑かった夏がいつの間にか遠のき、少しずつススキがあちこちで存在感を
示すようになり、気がつくと真っ赤な夕焼けに見とれている自分がいます。
谷間(たにあい)のようなここの地形で、西の彼方にお日様が焼け落ちていく様子は、
どこか寂しくもあり、わくわくもさせられます。

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そして、とうとうヤギさんの顔が膨らみ始めました。冬が近づくにつれて、ある日ヤギさんは顔が膨らみ、体の毛も少し立ち加減にかわります。冬への準備が始まったのです。季節に逆らわず、夏には夏の顔、冬には冬顔のヤギさんです。カレンダーを持たないヤギさんは、季節の流れに逆らわず、乗り遅れず、その時節の装いとなります。ヤギさんの秋が到来したようです。
Clip_image002_14

   

ヤギさんの目は哲学者の目、はるか遠くをじっと見つめて、色んな事を黙ってじっと考えています。
横一直線の瞳は、深い思いに満たされています。冬の寒さを耐え、夏の暑さにうだりながらも、黙って遠くをじっと見ています。
ふと気づくと、遠くを見る事も無くなった自分。ただ景色としての周りを、
ぼおーっと見ているだけの自分でした。
北澤幹男

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コメント

診療所でもらった薬と領収書をバックに入れるのに夢中になっていたら、
背後から「めぇ〜〜」と声がした。
久々に会うはなこと、初めて見るたろうに嬉しくなって
紙をがさごそさせながら近づいてしまった。
はなこ、たろう、その節は期待させてごめんね。

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