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2018年12月13日 (木)

職員へインタビュー!第一弾~リハビリ課長編~その1

不定期ではありますが、医療法人社団しただの職員のインタビューをお送りします。
テーマは特に決まっていませんが、その方の職種に関することや、お仕事の内容、また職場の雰囲気などお伝えできればと思っております。

木村



医療法人社団しただにはご利用者の日常生活のお手伝いする介護士、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったリハビリテーションの専門スタッフが多く在籍しています。

しかしそれらの職種の中には「名前は聞いたことあるけれど…どんなことをしているのだろう?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

そこでしただブログでは何回かに分けて、そんな職種について少し掘り下げて紹介していきます。

今回は介護老人保健施設いっぷくのリハビリ課長 本田さんに「高齢者のリハビリテーションについて」、「介護老人保健施設いっぷくのリハビリテーションについて」聞いてみました。


-----「リハビリ」という言葉はよく聞きますが、改めてその意味や内容を教えてください。

んふふ。難しいですね(笑)

リハビリテーションは、病気や怪我、高齢などにより生活に支障をきたす状態から、再びその人らしく生活できるように働きかけることです。理学療法、作業療法、言語聴覚療法の3種類があります。

 

-----リハビリテーションの3種類についてもう少し詳しく教えてください。

理学療法は、「起き上がる」「立つ」などの日常生活に欠かせない基本的動作能力の獲得を目指すもの。

作業療法は、理学療法で獲得した基本的動作能力を踏まえて日常の生活動作の獲得を目指すもの。…趣味や生きがいを見つけることも含まれるのかな。

言語聴覚療法は、「話す」「聞く」といった言葉のコミュニケーションや、「食べる」、「飲み込む」といった嚥下に問題のある人に対してそれらの改善を図るものをいいます。

 

-----デイサービスとデイケアサービス、名前は似てますが何が違うのでしょうか。

デイサービスとデイケアサービスは一緒だと思われることが多いのですが…。

デイサービスは基本的に生活介護サービスを受けるところですね。それに対してデイケアサービスは、私たちのようなリハビリの専門スタッフがいて、生活介護サービス+リハビリテーションを行う。

どちらも日中の一定時間施設に通い、入浴や食事といった生活介護サービスを受ける、という点は共通していますが、利用者の目的が異なります。

…そうですね、ハイ!

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-----それぞれの別名が「通所介護」、「通所リハビリテーション」ですね。

デイサービスでは生活介護サービスに重点を置いています。それに対しデイケアサービスでは生活介護サービスよりも、身体機能の維持・回復を目的とするリハビリテーションに重点を置いています。

 

-----デイサービスにも「機能訓練」というものがあるそうですが。

デイサービスの機能訓練は、身体機能の改善・減退防止が目的です。

医師の指示は必要なく、機能訓練に携わるスタッフは理学療法士や看護師、あん摩マッサージ指圧師などが機能訓練指導員として携わります。

それに対しデイケアサービスのリハビリテーションは、身体機能の維持・回復、日常生活動作の獲得が目的です。

デイサービス同様、デイケアサービスでも入浴介助や食事の提供を行っていますが、主体としているリハビリテーションを受けるには、事前に医師の指示を仰がないといけません。

また実際にリハビリテーションを受ける際は理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったリハビリテーション専門職の資格を持ったスタッフが携わります。

近年では家庭や社会での「活動」や「参加」の支援も挙げられます。

そのためにリハビリテーション専門職が実際にご利用者のご自宅に伺い、ご自宅や地域社会の中でどのように生活をされているのか。またどのように生活していくのかを確認しご利用時のリハビリテーションを実現していきます。

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次回に続きます。

写真:木村 記事:小澤


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