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2007年9月13日 (木)

三条市立森町小学校、1年生がやってきた!

9月12日、介護老人保健施設いっぷくに近隣の森町小の児童、1年生の皆さん23名が訪問に来てくれました。
普段聞きなれない子供たちの無邪気な声が施設内を包み込み、私もカメラを片手に子供たちを追いかけました。Photo

2階で子供たちは、ご利用者の方々に歌を披露したり劇をやったりと、その無邪気でお人形のような小さな体を思いっきり大きく表現していました。

子供たちの、その小さな手は大きなけんばんハーモニカを持ち「キラキラ星」を一生懸命演奏し、その小さな手は顔が隠れるほどの大きな教科書を持ち一生懸命「大きなかぶ」の演劇の朗読をし、子供たちの日々頑張って練習していたであろう姿も自然と見えてくるような気がしました。「キラキラ星」の音色は素直な心の奏でる音色で、「大きなかぶ」の演劇の迫力は無邪気な心の迫力が伝わってきました。Photo_2

そんな姿にご利用者の方々も、普段の生活では見せてくれないような特別な笑顔で子供たちを見て、本当に素敵な時間が過ぎて行きました。子供たちは最後に、観覧していたご利用者全員に自分たちで作った手作り名刺を渡してくれました。名刺には子供たちのたくましく大きな名前と、かわいいかわいい絵が描かれていました。自分の似顔絵であったり、お花やお星様が綺麗に描かれていたりと。まさに子供たちの素直な心だからこそ描ける絵に見えました。そして、「早く元気になってください。それから、みんなとお友達に
なって一緒に遊んでください。」と声をかけ、ちょっとだけ顔を赤くして、小さな手にギュッと思いがPhoto_3詰まった手作り名刺を握りしめ、ご利用者一人一人にその無垢な心を伝えてくれていました。その姿は本当に天使たちのようでした。

私たち職員も、毎日ご利用者に寄り添ってご利用者のひとつでも多くの笑顔を見たいと頑張っているのですが、この小さな天使たちの無邪気な姿には勝てません。私たち職員は子供たちから学ぶべきことをたくさん垣間見れた気がします。

大人になって得るものは果てしなくあります。しかし、子供のころに持っていた素直で無邪気な心は少しずつ見失って生きている気がします。ご利用者と私たち職員との関係は、ご利用者の心と職員の心が繋がっていなければ、より良いサービスを提供できません。Photo_4
しかし、今私たちの心には大人としての心が備わっており、本当はご利用者にとっても子供たちの持っているような、素直で無邪気な心を「やすらぎ」に感じているのかもしれません。
子供たちの素直で無邪気な心、私たち職員もその心を持ち合わせなければいけないことを強く感じさせられました。

無邪気な心。帰り際、一人の男の子に、「お兄ちゃん、オッパッピー知ってる??やってみて~!!」と言われ、・・・「ごめん、それは先生にやってもらって~」と、大人には予想もつかない無邪気な心に対応できず、逃げてしまう私が、
素直で無邪気な心を見失っているということにつくづく感じさせられました。
その日、私は自宅に帰り3歳の息子に、「オッパッピー!!」とやって見せたら、「パパ~、ちょっと違うよ!!服脱がないとダメなんだよ」とダメだしを食らってしまい、その後息子の無邪気さに寝るまで付き合わされてしまいました。
(※オッパッピー:こじまよしおと言う芸人のギャグです。) K.S

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