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2006年9月22日 (金)

しただの散歩落書帳 その6 お月屋さん

「もしもしかもしか診療所でしょうか?」
夜分に突然の電話
「はいかもしか診療所ですが どうされましたか?」
「いえいえ、昨日お月様をひとつ注文されましたよね」
「はい たしかにお月様をひとつ、それもまあるいまあるい満月をひとつ注文しましたが」
「お客さんのご注文は確かにまあるい満月という事なんですがね〜」
やけに元気のいい声である
「何か不都合でも有りましたか?」
「それがですね、今はもう満月をちと過ぎて、欠け始めていてまあるい満月という訳にはいかないんですよ」
「え〜 欠けた月ですか それじゃあ 困るなあ」
「そうですよね ご注文はまあるい満月ですものね」
段々、声はしおらしくなってきた
「欠けた月ではご不満のようですから、水星と金星を一個ずつ、おまけとしてお付けしますが、如何ですか?」
「え〜水星と金星を付けて貰ってもね〜、だって欠けた月では、ウサギさんが
可哀想だしね〜」
「そうですね 欠けた月にウサギさんは似合わないですよね」
「また、次の満月の前にでも注文を出しましょうか」
「いや〜 そうしていただくととても助かります」
「じゃあ 宜しくお願いしますね」
「はあい まいど」
ふと目が覚めて、夜の庭に出てみると。冷えた空気の中で、素晴らしい満月の空でした。
Fullmoon1_1  北澤幹男

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コメント

素晴らしいお月様の写真です。老人保健施設いっぷくのみなさんやいっぷく亭のみなさんもこのブログの写真のお月様を見たのでしょうか?

A.Kさんコメントありがとうございます。
夢を壊して申し訳ないのですが、この月の画像は著作権フリーの素材を頂きました。
ただ、下田は外灯や照明が少ないこともあり、晴れた夜にはとても美しい月や星を見ることができます。空気の澄んだ秋から冬にかけての夜空はとりわけ良いものがあります。
また昼に雪が降り、それが夜になって止み、雲のすきまから月が覗くと雪に月の光が反射し、幻想的な風景になります。下田の魅力の一つでもあります。是非ご体験を。

我が家の幼児は丸い月を見ると指をさして「あれはママだよ!」といいます。そしてママは幸せそうな顔をします。

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