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2006年8月21日 (月)

お盆

「灯しに着いて ござれ ござれ」

特別養護老人ホームいっぷくのご利用者からこんな話を聞きました。

この地域では、子供達が墓参りの帰りに、よくこの歌を歌います。お墓に灯したろうそくの火をちょうちんに移して、家まで帰ることによって、精霊様が、迷わず帰れるという言い伝えのお話。

また、なすときゅうりを仏壇に上げるときに、牛と馬に見立てて供えます。この一説には、精霊がきゅうりの馬に乗り、牛には荷物を乗せて楽に帰れるようにという意味が込められているとか。

Photo_17今年のお盆は、この話を基に、お盆行事を開催しました。ご利用者の方から、裏の畑でとれたきゅうりとなすを使って馬や牛の人形を造って頂きました。ユニットでそうめんを茹でと天ぷらを揚げ、お盆にふさわしいお食事会となりました。下田地域の出身の方が多く、この風習でお盆を迎えられたことにとても、喜んでいらっしゃいました。

私達はご利用者との日常の会話の中で、たくさんの地元の風習を学ぶことができます。またそれを、次の世代に引き継ぎ、大切な風習を守っていきたいと感じています。

                              特別養護老人ホームいっぷく  K.N

コメント

はじめまして。老人居宅介護施設でワーカーをしています。新米です。このたび、支援費を利用されて、デイサービスを利用する方と契約をするのですが、その際のケアプランのありかたで悩んでいます。(未経験なので)そもそも、介護保険で使うケアプランのようなものは必要なのでしょうか?まったくわからず、身近に詳しい人もいないため、ご意見いただければと思っています。

茄子や胡瓜の模擬についてようやく知る事ができました。以前に見た事はあるのですが、意味合いについては聞けなかったので、ひとつお利口さんになれました。ありがたいです。
 私は核家族で育ったため、そういった文化の意味合い等の多くを知りません。聞いて見るとなかなか興味深い話や、可愛げな話とかあるものですよね・・・。

さくらさんへ
はじめまして。ご質問の件はこのブログの主旨と若干ずれが出てしまいますので、info@shitada.jpにメールを頂けないでしょうか?よろしくお願いします。

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